エイドリアン・スーティルがウイリアムズを離脱し、F1以外のカテゴリーを目指していることが分かった。
昨年、ウイリアムズのリザーブドライバーを務めたスーティルだが、実際の役割はシミュレーターの作業がメインであり、一度もFW37のステアリングを握ることはなかった。
そのため、現在彼はF1以外のカテゴリーに目を向けており、ある契約について合意間近にあるといわれている。
Motorsport.comは、彼が興味を示しているカテゴリーとして、WEC(世界耐久選手権)とDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)を挙げており、さらに日本のスーパーGTも可能性のひとつだと報じている。
スーティルは以前にもWECとル・マン24時間への関心を口にしている。
スーティルは、2006年にトムスから全日本F3に参戦し、チャンピオンに輝いている。今季のスーパーGT500クラスは多くのシートが動くといわれており、今後スーティルの動向にも注目が集まる。
なおウイリアムズは、スーティル以外にもテストドライバーのスージー・ウォルフがモーターレーシングからの引退を発表しているが、彼らに代わるドライバーを採用するかは現時点で未定とされている。