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DTM、スーパーGTとの統一エンジン導入を2019年に延期へ

2016年01月21日 12:31  AUTOSPORT web

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2017年にスーパーGTと統一規格のエンジンを導入する予定だったドイツツーリングカー選手権(DTM)。
スーパーGT500クラスと車両規則の統一を目指しているドイツツーリングカー選手権(DTM)は、4気筒ターボエンジンの導入を当初の予定から遅らせ、2019年にすることを決めたと報じられている。

 DTMとGT500クラスは、14年から『クラス1』と呼ばれる統一車両規定を導入。モノコックなど多くの部分で同等の車両規定が採用されている。現在、エンジンやタイヤ、レースフォーマットには違いがあるものの、エンジンに関しては昨年5月、17年から両カテゴリーとも4気筒ターボエンジンを採用することで合意に達していた。

 しかし、DTMにワークスとして参戦するアウディとBMW、メルセデスの3社は開発コストの面で17年の導入に難色を示し、19年への延期を希望。昨年末からDTM内で議論されていると報じられていた。今回、DTMが導入時期を遅らせる決定を下したことで、ドイツメーカー3社はコストを分散させながら開発を進めていくことになる。

 また報道では、同じく17年に投入が予定されていた新たなクラス1シャシーについても、導入が先送りされると報じているほか、17年末から18年初頭にかけて日本とドイツで開催が予定されている交流戦についても大きな影響が出るとしている。

 なお、ドイツ国内では日本のマニュファクチャラーの注目が『クラス1』からFIA-GT3に移っていると報じられたが、DTMのスポークスマンは報道を否定。日本側から『クラス1』規格を推し進めると保証されたと述べている。