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ドローン空撮が変える。世界ラリー選手権で新たな中継スタイルを導入

2016年01月21日 08:31  AUTOSPORT web

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今シーズンからドローンを使った空撮映像をTV中継に取り入れる世界ラリー選手権
世界ラリー選手権(WRC)は、2016年シーズンからすべてのイベントの中継に、ドローンを使用した空中映像を採用する契約を結んだとmotorsport.comが報じている。

 WRCプロモーターとドローンのトップメーカーであるDJIの間で新しい契約を締結。今週末に開催される開幕戦のラリー・モンテカルロから、テレビ放送にてドローンによる空中映像が提供される。ドローンのパイロットは、全14ラウンドでWRC TVと共に務める予定だ。

「WRCは、世界中の素晴らしい風景をパワフルで鮮明に提供している。我々は、ファンに興奮とドラマをステージごとに届ける努力をしているんだ」とWRCプロモーターマネイジングディレクターのオリバー・シエスラはコメント。

「常に変化がありチャレンジングな条件の中で高品質な映像を配信する高度な技術を必要としている。DJIのドローンから送られてくる絵は、新しい視聴体験を提供し、ファンが異なる視点からWRCカーのアクションを楽しむことを可能としている。WRCプログラムは、さらにスペクタクルなものになるだろう」

 これまでもラウンドによっては、ヘリコプターによる空中撮影を行ってきたWRC。DJI社との契約によってドローンからの新たなスタイルの映像に注目が集まる。