F1人気向上の新たなアイデアとして、各グランプリでソーシャルメディアを利用したファン投票を実施し、レース毎にベストドライバーを選出するという案が今後検討されるという。
今週、ジュネーブの会合では、パワーユニットの供給価格を引き下げるという大きな合意がなされたが、F1ストラテジーグループおよびF1コミッションは、よりF1全体の人気回復を目指し、さらなる案の検討に入った。
その案とは、レースを観戦したファンが“ベストパフォーマンス”にふさわしいドライバーにソーシャルメディアを通して票を投じるというもので、最も支持されたドライバーにはトロフィーを授与するという。この案は正式な承認を受けなかったが、高い評価を集めたことで、早ければ今シーズンからの導入も検討されると、Motorsport.comが報じている。
ただ、アイデア自体はまだ初期段階で、“ベストパフォーマンス賞”と“ベストオーバーテイク賞”を選ぶ以外は、投票プロセスなど詳しい詳細までは煮詰まっておらず、今後数週間をかけて協議が行われるという。
また、シーズンを通して最も速いピット作業時間を記録したチームに“ピットストップ・トロフィー”を授与する案も検討されており、これらのトロフィーにはFOMのパートナー企業名が冠スポンサーのような形で与えられる可能性がある。