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SMAP、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Sexy Zone……ライブで人気の“隠れた名曲”

2016年01月21日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 去年からコンサートツアーを行なっていたジャニーズグループも多かったが、1月も下旬にさしかかり、一段落着いたといったところだろうか。彼らがライブで披露する曲は、シングルCDとして発売され、チャートを盛り上げているものもあれば、アルバム曲にも関わらず人気を博している曲も多い。そこで今回は、2014年~2015年に行なわれたコンサートの中で人気の高かった「隠れた名曲」にフォーカスしてみたいと思う。


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■SMAP「Mr.S-SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO-」


 「世界に一つだけの花」「夜空ノムコウ」「らいおんハート」などのミリオンヒットナンバーを多く持つ、不動のアイドルグループ・SMAP。2014年9月4日から2015年1月12日に行なわれた、約2年ぶりとなるツアー『Mr.S-SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-』の中でも特に人気だったのが、アルバム「Mr.S」のリード曲として収録されている「Mr.S-SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO-」である。ややジャズ調で、少年隊の「まいったネ今夜」を彷彿させるこの曲の印象は、オシャレでクール。「大人の魅力が引き出されている」「アラフォーであるSMAPにしか歌えない」とファンからの評判も上々だ。年齢を重ね、大人の色気が出てきたSMAPだからこそ歌いこなせるこの曲が人気なのもうなずける。


■関ジャニ∞「象」


 メンバーの大倉忠義が腸閉塞で公演を休演するというトラブルがあったものの、先日ドームツアー『関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!』のファイナルを大阪・京セラドームで迎えた関ジャニ∞。今回は11月に発売されたアルバム『関ジャニ∞の元気が出るCD!!』を携えてのコンサートツアーで各曲とも大好評だったが、一作品前のアルバム『関ジャニズム』にもファンから大きな支持を集める楽曲が収録されている。シンガソングライター・高橋優が楽曲提供した「象」である。ちょうど10周年のタイミングでリリースされたこの曲は歌詞に注目したい。「今でも段々僕ら強くなってく 案外どんな夢も叶えられるよ」「10年後またここで会おうよ そんときは今よりずっと笑っていよう」という、ストレートでメッセージ性の強い高橋優の曲を力強く歌うメンバーが印象的で、普段隠しがちなメンバーの熱い姿がみられることが人気の理由だろう。また、20周年を迎えた際に、バンドでのパフォーマンスをぜひとも見たいという声も高い一曲である。


■Hey! Say! JUMP「RELOAD」


 2014年に行なわれたコンサートツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR「smart」』の中で、忘れられない曲がある。Hey! Say! 7が「Just For You」を歌い終わった後、メンバー・岡本圭人のアコースティックギターからスタートした「RELOAD」だ。「RELOAD」は、3rdアルバム『smart』に収録されているR&Bナンバーで、メンバーの有岡大貴が作詞を手掛けている。この曲が人気の理由は、何と言っても白いスーツにハットを被ったダンスをするパフォーマンスだ。洋楽然としたグルーヴ感に乗って9人がダンスしている様は、これまでのかわいらしいHey! Say! JUMPを脱して大人の魅力を出すことに成功している。また、セクシーな曲調に反して、臆病な恋を綴っている有岡の作詞センスもファンの心を掴んだ要因となっているようだ。


■Sexy Zone「ぶつかっちゃうよ」


 もはやSexy Zoneのコンサートでの定番となっている曲が、2ndアルバム『Sexy Second』に収録されている「ぶつかっちゃうよ」。歌詞も、曲も、ダンスも、「これぞジャニーズ」と言える“トンチキ感”が満載で、可愛らしさを売りにしているSexy zoneにはピッタリの楽曲である。例えるなら、でんぱ組.incの曲のように中毒性が高く、「何回もリピートしてしまう」というファンが続出している。また、ジャニーズJr.も交えてステージを縦横無尽に走り回っている様は、彼らの萌えポイントであるワチャワチャ感が存分に発揮されており、ファンも一緒になって盛り上がれることも定番曲となった所以なのだろう。


 シングルカットされていないが、ファンから絶大な人気を誇る曲はまだまだある。ここに挙げたのは、ほんの一握りだ。アルバムをチェックしてみると、ジャニーズファンではない方も充分に楽しめる曲に出会えるかもしれない。ぜひ、お気に入りとなる一曲を探してみてほしい。(高橋梓)