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アカデミー賞作品賞ノミネート『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』監督らがコメント

2016年01月20日 16:41  リアルサウンド

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(c)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved、(c)2016 Twentieth Century Fox

 第88回アカデミー賞ノミネート作品『オデッセイ』と『レヴェナント:蘇えりし者』より、両監督及びレオナルド・ディカプリオのコメントが到着した。


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 『オデッセイ』(ミュージカル&コメディ部門)と『レヴェナント:蘇えりし者』(ドラマ部門)は、それぞれ本年度アカデミー賞作品賞(全8作品)にノミネートされた。ハリウッド・リポーター誌は、ゴールデン・グローブ賞で共に作品賞を受賞したこの2作品について、「2つのサバイバル・ストーリーがゴールデン・グローブを席巻した」と報じたという。


 『オデッセイ』は、NASAの全面協力のもと、火星に“ひとりぼっちで取り残された”宇宙飛行士の想像を絶する運命を描く。一方『レヴェナント』は、いまだかつてない製作費をかけて大自然が猛威をふるう極寒の地で自然光のみを使った9ヵ月間のロケ撮影を敢行し、瀕死の重傷を負ったまま“仲間に置き去り”にされたハンターの壮絶な復讐劇を描いた作品だ。


 サバイバル・ストーリーということ以外にも共通点がある2作品について、共にアカデミー賞作品賞受賞経験のあるリドリー・スコット(『グラディエーター』)とアレハンドロ・G・イニャリトゥ(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)がメガホンをとり、主人公を演じたマット・デイモン、レオナルド・ディカプリオは、共に主演男優賞にノミネートされている。


 ノミネートを受けて、スコット監督は「とても寛大な評価をいただき、光栄と思うとともに、心から喜び感謝しております。『オデッセイ』は大変厳しい撮影で、作品の関係者一人一人の協力の賜物です」と喜びと共に過酷な撮影を振り返った。同様にイニャリトゥ監督は「私たちは本作に全力を尽くしたので、アカデミーに評価されたことは私にとっても、この評価を得られた同僚にとっても、とても大切なことです」とコメントし、ディカプリオは「『レヴェナント:蘇えりし者』は、私の人生でもっともやりがいのある経験です。監督のアレハンドロ・G・イニャリトゥの才能、ビジョン、決意なしには叶わないものでした。私たちの献身的なスタッフとも、この瞬間を分かち合いたいと思います。彼らは力を合わせて本当にユニークな映画体験を作り出しました」と自信の程を明かした。
 
 第88回アカデミー賞授賞式は、2月28日 PM5:00(日本時間:2月29日 AM10:00)より、ハリウッドのドルビー・シアターで行われる。(リアルサウンド編集部)