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女児放置死事件 容疑者宅「毎晩のように部屋からあえぎ声」

2016年01月20日 04:50  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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顔にヤケドを負った娘を病院に連れて行かず放置したとして、埼玉県警は11日、同県狭山市のマンションに住む母親で無職・藤本彩香容疑者(22)と同居する内縁の夫で空調設備作業員・大河原優樹容疑者(24)を保護責任者遺棄の疑いで逮捕した。 藤本容疑者はどんな女なのか。前職は同県川越市のキャバクラ嬢。知人女性は「恋愛体質で彼氏ができると夢中になってしまう」と話す。 「16~17歳のころ、実母と神奈川県から引っ越してきました。18歳のころ結婚し、長女を出産。羽月ちゃんを妊娠中に元夫と離婚し、少なくとも3人の男と付き合ってきた。大河原との交際に反対した実母のもとを離れ“ママとは縁を切ったけど家族4人でがんばろう”と宣言して新生活を始めたんです」(知人女性) 近隣住民によると、大河原容疑者は当初、連れ子の姉妹を可愛がった。家族で居酒屋によくご飯を食べに行き、10円ガムを買ってあげ、仲よく手をつないで散歩していた。 「閉店後、大河原容疑者が訪ねてきて“娘がケーキを食べたいっていうんです”と言うので、わざわざシャッターを開けてケーキを売ったこともあった」(近くの商店主) 一方、藤本容疑者は新生活を始めて間もない昨年5月下旬ごろ、大河原容疑者の子どもを妊娠した。 近所の住民は「毎晩のように部屋からあえぎ声が漏れていた」と話す。お腹が出てこないタイプだから目立たなかったというが、この3月上旬にも出産予定だ。 しかし、両容疑者は逮捕時まで婚姻関係には至らず、正式な夫婦でも親子でもない日々を送った。なぜ、籍を入れなかったのか。 「昨年9月ごろ、別れの危機があった。結局、ヨリを戻したけど。12月にもケンカしたらしく、彩香はLINEのタイムラインに“別れちゃった”と投稿した。もう子どもを中絶できる時期ではないし、どうするのかなと心配していたら、クリスマスの朝に“サンタさん来たよー♪”と仲直りの報告があった」(前出の知人女性) サンタとは大河原容疑者のこと。しかし、すでに虐待が始まっていた疑いがあるうえ、約2週間後に羽月ちゃんを死に追いやっているのだから、悪魔のような“偽サンタ”と言わざるをえない。 別れ話が続いた時期、“夫婦関係”にも微妙なズレが生じていた。昨年11月ごろから、男女の営みの声がパタッとやんだという。 「藤本容疑者は逮捕直前、羽月ちゃんのヤケドを“お湯がかかった”と言い訳していたが、供述内容が変わるなどあいまいな部分が出ている」(前出の記者) 捜査の進展を待つしかないが、夫婦関係の亀裂や度重なる衝突の矛先が、甘えたい盛りの羽月ちゃんに向かった可能性がある。 「羽月ちゃんは目がクリッとしたかわいい子。お化粧に興味を示し、彩香は“一緒にやろうね”って爪をかわいく塗ってあげていた。子煩悩というよりも“子ども命”。事件はどうしても考えられない。二重人格だったのかなと思ってしまう」(前出の知人女性) おしゃれなワンピースやミニスカートをはかせるなど自慢の娘だった。事件が発覚する前夜、近所の住民は容疑者宅から「ドンドンドン」と壁を叩くような物音がするのを聞いた。 それは歌が上手だったという羽月ちゃんのSOSだったのかもしれない。