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スーパーGT:ニスモとクインタレッリ&松田組が連覇感謝パーティを開催。3連覇を誓う

2016年01月19日 03:01  AUTOSPORT web

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2016年の3連覇を誓いガッツポーズをみせるニスモのメンバーと、SGTニッサン陣営のメンバー
18日、東京港区のレストラン『トラットリア トスカーナ ラ・ジョコンダ』で、2015年にスーパーGT500クラスでチャンピオンを獲得したニスモの『2016 感謝の集い』が開催され、チャンピオンを祝うとともに2016年の“3連覇”を誓った。

 2015年、最終戦もてぎでMOTUL AUTECH GT-Rが2位に入り、2連覇を決めたニスモ。この日のパーティは前人未踏の4度目のスーパーGT王座に輝いたロニー・クインタレッリをサポートするMSジャパンサービスが昨年に続き主催し、ニスモが後援する形でパーティが開催された。

 会場にはクインタレッリ、そして松田次生というチャンピオンコンビはもちろん、ニスモの宮谷正一社長、松村基宏COO、柿元邦彦総監督、鈴木豊監督といった首脳陣、さらに中島健チーフエンジニアをはじめとしたチームクルーも集結。サポートするミシュランやスポンサー企業らが集まった。ふだんは最強のレース集団として君臨するニスモのメンバーだが、この日は終始リラックス。笑顔でイタリアンを楽しんでいた。

 宮谷社長は「2015年は他のメーカーとの戦いになると思っていましたが、敵はGT-Rでした。当然2016年は3連覇ということがかかってくる。過去5年で4回GT-Rがチャンピオンを取っていますが、それにすべてロニー、中島エンジニアが絡んでいる。まだ体制は発表していませんが、彼らと3連覇に挑んでいけたら」と語った。

 また、パーティには他のニッサンドライバーも登場。ミハエル・クルム、本山哲、オフのうちに髪を切りスッキリとしたジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ、そして星野一樹が姿をみせたほか、昨年FIA-F4にスポット参戦した宮田莉朋、朝日ターボといったドライバーも。

 ニッサンドライバーはライバルでありながらも仲間意識が強いのが印象的だが、この日パーティに参加したドライバーたちも、「来年は自分のチャンピオン記念のパーティに」と本山が語れば、今季はクインタレッリと激しいバトルも展開したオリベイラは「お互いを高め合ういいライバル。いつもモニターでロニーのタイムはチェックするんだ。ドライバーとしてできる限り戦い続けたい。今日はゴチソウサマ(笑)」と、一様に笑顔をみせていた。

「今日は皆さんに集まってもらってすごく嬉しいです。ふたりの力だけではチャンピオンは獲れないし、皆さんに応援してもらってこそ。昨年調子が悪いときに皆さんにサポートしてもらったからこそだと思う」とパーティで喜びの声を語ったのはクインタレッリ。

 また、次生も「ロニーも言ったとおり、皆さんの支えがなければチャンピオンは獲れなかった。3連覇はどのドライバーもやったことがないことですし、楽な道のりではない。なんとか壁を乗り越えられるようにがんばります」と意気込みを語った。

 パーティには、ゲストとしてマジシャンのセロさんが登場し、クインタレッリ、次生も目を丸くするマジックを披露したほか、インタープロト・シリーズで関わるトムスの関谷正徳監督も登場。最後には一本締めで終えたが、終始パーティは笑顔があふれる会となった。