FIAは組織の透明性の高さを証明するため、外部機関に監査を依頼したことを明らかにした。
昨年、フォース・インディアとザウバーがEUに対し、F1の賞金分配および規則制定のシステムに関して公式に不満を訴え、EUはこれを調査することに合意した。
サッカーの国際統括団体FIFAや陸上競技の国際統括団体IAAFにスキャンダルが起きていることもあり、FIAは自身に全く問題がないことを証明するため、外部機関による監査を行うことを決めた。
「国際スポーツ統轄団体の一部が問題を抱えている。極めて残念なことだ」とFIA会長ジャン・トッド。
「我々の組織の構造と運営の仕方について満足しているか? もちろんだ。関係者全員を誇りに思っている」
「しかしながら一流であるためには、常に向上を目指していくべきだ。ある監査機関に、我々の組織を見てくれるよう依頼した。改善点について忠告してもらえるなら喜んで受け入れる」
「現状を分析し、今の体制のあり方を明らかにするため、監査機関に依頼する必要があると考えた。彼らの助言によっていくつか提案がなされるかもしれない。それを喜んで受け入れる」
「我々は非常に透明性の高い組織だ。次なるステップに進めるのかどうか確認できるのなら喜ばしい。このことは6年前に(FIA会長に)選出された時から試みていたことだ」
「現在彼らは我々と共に働いてくれている。数週間のうちに何らかの結果が出るだろう。すべての収支計算書を提出し、彼らはすでにそれを証明した」
「この6年間、状況を改善してきた。常に改善を目指しているが、まだ進行の過程だ」