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サンリオ、荒木経惟、ホテルオークラ...日本文化から着想したオランピアルタンの新作発売

2016年01月18日 17:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

オランピア ル タン 2016年春夏コレクションより Image by: Olympia Le-Tan
仏ブランド「オランピア ル タン(Olympia Le-Tan)」が、新作の2016年春夏コレクションでサンリオとコラボレーションしたアイテムを販売する。コレクションは「ホテルオークラ東京」からインスピレーションを得て、日本文化にオマージュを捧げたという。

日本文化から着想したオランピアルタンの新作の画像を拡大

 コレクションのタイトルは、アラーキーこと荒木経惟の写真集「センチメンタルな旅」から引用された。 サテンのドレスに散りばめたビーズ刺繍やプラットフォームサンダルのストラップの着想源は、荒木作品に登場するボンテージ用のロープ。 また昨年8月末に閉館した「ホテルオークラ東京」本館の建築からインスピレーションを得て、オークラ・ランタンをイメージした耳飾りをはじめ、エレベーター扉に使われていたグラフィカルなスワロフスキー刺繍や、浴衣のシルエットを参考にしたというドレスに再現されている。また映画監督で脚本家の小津安二郎の映画作品に登場する赤いヤカンのモチーフは、白のコットンポプリンのシャツに日の丸のようにあしらわれた。デザイナーのオランピア・ル・タン は、あらゆるものに訪れる変化を意味する「もののあはれ」の美的理念をランウェイに描き出したという。ショーでは秋元梢や水原佑果、萬波ユカといった日本人モデルも起用された。
 ブランドのシグネチャーとなっているハンドメイドのクラッチバッグにも、日本のインスピレーションが反映されている。荒木経惟の代表作であるポラロイド作品を、デザイナーの父でイラストレーターのピエール・ル・タン(Pierre Le-Tan)がイラストに描き起こして表現。サンリオとのコラボレーションでは、ハローキティやリトルツインスターズといったキャラクターが刺繍で表現され、定番のブック型のクラッチバッグだけではなく筆箱や牛乳パック型のバッグも登場する。サンリオのコラボバッグの価格帯は13万円台~31万円台で、国内の取り扱い店舗での販売は1月末から。
■Olympia Le-Tan:2016年春夏コレクション全ルック
■国内の取扱店・伊勢丹新宿本店 Re-Style(03-3352-1111)・RESTIR(03-5413-3708)・ESTNATION 六本木(03-5159-7800)※サンリオの取り扱いなし・ビオトープ白金台(03-3444-2421)・ビオトープ大阪(06-6531-8233)・FALINE Tokyo(03-3403-8050)・SISTER(03-5456-9892)・BEAMS INTERNATIONAL(03-3470-3925)※サンリオの取り扱いなし・ORAN(096-356-6366)※サンリオの取り扱いなし