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カツオ県で「カツオの藁焼き」体験してきた

2016年01月18日 17:01  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

カツオ県で「カツオの藁焼き」体験してきた

高知県と言えばカツオのタタキがあまりにも有名ですが、夕方以降に市内繁華街を歩くとあちこちの居酒屋の店先でカツオが藁焼きされているのを見かけます。
けれどこの光景、結構レアみたいで都市部ではまず店先で見かけたことがありませんし、店によってはわざわざショーにしているところもあるくらいなんです。


というわけで、今回は高知県高知市は中央公園で行われた『第6回土佐のおさかなまつり』でカツオの藁焼きを体験してきました!


【元の記事はこちら】



まずはカツオの皮がついたサクにどばっと塩をかけます。
それをかなり重い長い持ち手がついた網に乗せて、燃え上がった藁で一気に焼きます。なるべく炎の大きいところで静止させるように、とアドバイスをいただきましたが結構な重さに途中で何度かよろけてしまいました。そして炎で顔がめちゃくちゃ熱い! タタキができる前に自分がこんがりしてしまいそうなレベルでした。


サクを藁焼きすること3分ほど。皮の部分がこんがりとしてたまらない香りがしてきてたら、出来上がりです。



すぐに切ってもらい、熱々のままネギとにんにくの輪切りの乗せタレをかけていただきましたが、絶品! 燻製のような藁の味が口の中に広がり、カツオの美味しさも倍増していました。日本酒が絶対合うな……と思ったのは言うまでもありません。



ちなみにカツオのタタキはフライパンやバーナーでもできるそうですが、藁で焼いたものとはまるで味が違うそうです。県内外からはもちろん、わざわざこの藁焼きを体験するために海外から来る人もいるとのこと。納得の楽しさです。


高知市内にある老舗の魚屋さんでは予約制でカツオの藁焼きが体験できるそうなので、自分で藁焼きしたカツオのタタキを食べてみたい人はぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?



▼参考
第6回土佐のおさかなまつり(高知県)
藁焼き体験(上町池澤本店)


(文:大路実歩子)