マノーF1チームは15日、前フェラーリのチーフデザイナー、ニコラス・トンバジスをチーフエアロダイナミシストに起用することを発表した。
ギリシャ国籍のトンバジスは、2006年からフェラーリのチーフデザイナーを務めていたが、跳ね馬のマネジメントが一新された2014年末に9シーズンを過ごしたマラネロを去った。
彼は今回の契約により、チーフエアロダイナミシストとしてさっそくチームに合流、テクニカルディレクターのジョン・マクリアム直属のポジションに就く。
「このチームは印象的な計画を備えており、コース上での野心達成のために適切な部分に投資している」と、今年48歳になるトンバジスは語っている。
「既存のデザインチームだけでも有能だが、チームのここ数シーズンの前進を手助けできるこの機会を最大限に活用するためにも素晴らしい人々と働いていきたいと思っている」
マクリアムは、長年フェラーリで手腕を振るったトンバジズの加入がデザインチームの能力を引き出す契機になると考えている。
「この起用が、ここ数年、経験と能力を発揮しきれていなかった優秀なデザインチームの努力を増幅するものになると信じている」
「新しいメルセデスのパワーユニット、ウイリアムズ製ギヤボックスと彼らとのテクニカルパートナーシップ、そして我々の新しい空力チームは、一貫して競争力のあるレーシングカーを設計・開発する強さとなり、我々の長期的な野望に導くものになると確信している」