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Y-3が宇宙服の開発へ、ヴァージン・ギャラクティック社と協業

2016年01月15日 17:02  Fashionsnap.com

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「スペースポートアメリカ」で公開された試作品のフライトスーツとブーツ Image by: Y-3
山本耀司が手がける「アディダス(adidas)」のスポーツブランド「ワイスリー(Y-3)」が、宇宙旅行ビジネスを行う民間企業ヴァージンギャラクティック社(Virgin Galactic、以下VG社)と協業して世界で初めて宇宙旅行用アパレルの開発を進めていることを発表した。14日、米・ニューメキシコ州にあるVG社の施設「スペースポートアメリカ」で宇宙飛行士用フライトスーツとブーツの試作品が公開された。

Y-3が世界で初めて宇宙服を開発の画像を拡大

 開発が進められているアイテムはVG社のパイロットや宇宙飛行士、「スペースポート アメリカ」のオペレーション・チーム用で、フライトスーツには特殊な素材Nomex® Meta Aramidが使用され、パイロットの自然な座位姿勢をサポートするように設計されたという。フライトブーツにはNomexとレザーを使用し、アウトソールにはグリップ力に優れたTRAXION™アウトソールを、衝撃を受け止めて快適性を高めるヒールインサートにはadiPRENE®を採用。また、オーダーメイドの限定ジャケットを搭乗客向けに製造・販売することも明らかにした。
 VG社はヴァージン・グループの会長リチャード・ブランソン(Richard Branson)が設立した民間宇宙旅行会社。1人あたり25万ドル(約2950万円)で宇宙旅行を提供する。サービスの開始時期に関しては、日本の公式代理店のサイト内で「2015年以降運航開始予定」と記載されているが、まだ実現には至っていない。