フライドチキンといえば、やっぱり大人気のケンタッキーフライドチキン(KFC)。しかし皆さんはKFCが「オリジナルチキン」として販売しているチキンに、5種類もの「部位」があったのを知っていただろうか?
1月12日の「マツコの知らない世界」(TBS系)の「マツコの知らないフライドチキンの世界」で最初に取り上げられたのは、やはりフライドチキンの王者KFC。マツコも好きだというオリジナルチキンについて、収入の8割を肉につぎ込んでいる田辺晋太郎さんが掘り下げて紹介していた。(文:みゆくらけん)
「やっぱ皮よね。あぁ、うんまい! 確かにこれジューシー」
田辺さんによると、オリジナルチキンには5種類の部位があり、それぞれ味や食感が違うのだという。「持つところがあるヤツとないヤツ」ぐらいの認識しかなかった筆者は驚いた。
チキンの部位には「キール(胸)」「リブ(あばら)」「ウィング(手羽)」「ドラム(脚)」「サイ(腰)」がある。持つところがあって食べやすいドラムは、子どもたちに人気だ。
キールは特にヘルシーでさっぱりとした味わいが特徴だが、油っぽさを好むマツコ的には好きな順位の最下位。リブもキール同様、脂身が少なく身が大きい部位で、ウィングは味が濃い目で「ジューシー×さっぱり」という2つの味わいが楽しめる部位だ。
田辺さんのお気に入りは「サイ」。5種の中ではダントツにオイリーで、ジューシーな食感と食べ応えあるしっかりとした皮が特徴らしい。実際に食べ比べてみると、マツコもチキンマニアと同じくサイが一番好きという、新たな結論に辿り着いたようだ。
「やっぱ皮よね。あぁ、うんまい! 確かにこれジューシー。柔らかい! (本当のお気に入りは)なんかモモ(ドラム)じゃなかった気がする。あたし、愚かだったわ。サイね!」
オイリーでジューシーな肉質は当然、何よりもサイの皮の旨みにハマったマツコ。「何がヘルシー志向だ! 油食ってんだよ、人間てのは!」と悪態をつきながら、むしゃぶりついていた。
「コンビニにフライドチキンを買いに走った」と明かす人も
しかしマツコが食べている姿には、どうしてこうも食欲を湧かせられるのか。マツコが「おいしい!」と言ったものはバカ売れする現象があるのも納得である。
今回、この番組を見るにあたり、絶対に途中でチキンを欲し「もう食べなきゃ死んでまう」ぐらいの心境になるのが分かっていたため、スーパーでフライドチキンを購入しスタンバっておいたが大正解だった。番組を見た視聴者からも、ヨダレを垂らす人の声がネットに多く上がった。
「めーーーーーーーーちゃ、おいしそうやん助けて」
「マツコの知らない世界みて、チキン食いたい病に罹ってる」
「めっちゃチキン食べたくてさぁぁ今!!!キチン~骨のないやつ~~」
中には「食べた過ぎてコンビニにフライドチキンを買いに走った」と明かす人も。KFCもコンビニも、放送開始からチキンの売れ行きはさぞかし上がったことだろう。
ある「チキンを買いにコンビニに行かされた」人は、「どうやって自然に買うかが問題だ。間違っても『マツコの知らない世界』を見て食べたくなった事を悟られてはならない」と書き込みをしていた。
部位を指定した購入は「原則お断り」だというが
なお、この記事を読んだ人の中には、KFCでサイの部位を指定して食べたいと思った人もいるだろう。しかし会社のウェブサイトを見ると「どのお客様にも公平に商品をご提供できるよう」部位の指定は原則お断りしているとある。
ただし「その時の調理状況によりましては、『サイ(腰)』を除く部位において、少数であればご要望にお応えできる場合もあります」とも書かれている。やっぱりサイは、知る人ぞ知る人気の部位なのだ。
あわせてよみたい:マツコがフェイスブック使わない理由が深すぎる件