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ヴァレンティノ 16年春夏広告に報道写真家スティーブ・マッカリーを起用

2016年01月15日 11:12  Fashionsnap.com

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写真
「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が、2016年春夏広告キャンペーンを公開した。カメラマンには、フォトジャーナリストのスティーブ・マッカリー(Steve McCurry)を起用。ケニアのアンボセリ国立公園にあるマサイ族が住む地域をはじめ、アフリカの風景の中で撮影されている。

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 スティーブ・マッカリーは、ナショナルジオグラフィック誌に掲載されたルポタージュや「アフガニスタンの少女」というポートレート写真で知られるアメリカの写真家。最高の海外報道写真を称える「ロバート・キャパ賞」をはじめこれまでに数々の賞を受賞しており、2013年にはフランス政府から文化芸術勲章を授与されている。
 2016年春夏広告では、インスピレーション源となった場所や風景、文化、人々をスティーブ・マッカリーのフィルターを通して表現。セットの中で人工的に再現されたイメージではなく、実際の瞬間を捉えることで、2016年春夏コレクションと自然に共通する「美」の多様性を映し出すことに試みたという。マリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリは、「マッカリー氏が写真から伝えるストーリーは、撮影の前後に起きた事を人々に想像させ、夢の意味を反映させます。彼のコンセプトは、私が考えるファッションと一致しています」とコメントしている。