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ウールマーク・プライズのメンズ部門でインド人デザイナーが勝者に

2016年01月14日 16:12  Fashionsnap.com

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グランプリに輝いたSuket Dhir(左から2番目) Image by: Studio Nonamephoto
インターナショナルウールマーク・プライズのメンズウェア部門の最終審査がイタリア・フィレンツェで行われ、優勝者にインド・パキスタン・中東エリア代表のスケット・ディール(Suket Dhir)が選ばれた。

ウールマーク賞メンズ部門にインド人デザイナーの画像を拡大

 最終選考会では、アジア、オーストラリア、イギリス諸島、ヨーロッパ、インド・パキスタン・中東、米国の各地域から選ばれたファイナリスト6組がプレゼンテーションを実施し、ウール素材をメインに使用したコレクションを発表。グランプリに輝いたSuket Dhirは、2009年にブランド「スケットディール(Suketdhir)」を創設し、現在インドのデリーを拠点に活動している。審査員を務めたデザイナーのハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)は「西洋のクラッシックなテーラリングとインドの伝統衣装の要素を見事に融合していた」などと作品を評価した。
 審査員にはアッカーマンのほか、BoFの創立者兼編集長イムラン・アメド(Imran Amed)やスージー・メンケス(Suzy Menkez)、GQ JAPAN編集長の鈴木正文らが務めた。勝者には100,000豪ドル(約815万円)と継続的なメンターサポートが与えられ、カプセルコレクションは伊勢丹を含む各国の百貨店で販売が予定されている。なお、前回はパブリック・スクール(Public School)が優勝した。