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SMAP木村、TOKIO長瀬、V6森田……メンバーカラー“赤”のメンバーを特徴ごとに分析

2016年01月14日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 ももいろクローバーZ然り、でんぱ組.inc然り、メンバー一人ひとりがイメージカラーを持っているアイドルグループは少なくない。ジャニーズにおいてもそれぞれのメンバーにイメージカラーが設定されており、ファンの間でもしばしば注目される。なかには、赤のメンバーが好きな「赤担」、緑のメンバーが好きな「緑担」などと言われるファンもいるほどである。グループごとに使われているカラーは違うが、いわゆる“センター”のメンバーが担当する赤は、ほとんどのグループに存在する。そこで今回は、メンバーカラー赤のメンバーに注目し、特徴を分類してみたいと思う。


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■「美学」を貫くエースポジション


 グループの花形とも言えるセンターを担うメンバーの中でも、特に揺るぎないセンターポジションを担う役割として赤を身に着けているメンバーと言えば、SMAP・木村拓哉とHey! Say! JUMP・山田涼介だろう。2人に共通するのは、仕事に対してのアツい情熱と、ビジュアルや唯一無二のパフォーマンスからくる圧倒的な人気だ。彼らは常に自己流の「美学」を貫き、グループ内でも孤高の存在として我が道を歩んでいる印象がある。


■メンバーから愛される最年少のメインボーカル


 TOKIOの長瀬智也やA.B.C-Zの橋本良亮は、ここに分類されると思う。長瀬も橋本も、最年長の城島茂と五関晃一とは8歳の年齢差があるものの、“お兄ちゃん”メンバーから愛され、グループの顔を務めている。さらに、2人ともグループに対する愛情がかなり強いのも特徴だ。長瀬は以前TV番組で「ジャニーズで一番かっこいいのは城島茂」とメンバーの名前を出したり、橋本も「ジャニーズが選ぶカッコいいジャニーズランキング」で自身が所属するA.B.C-Zを挙げているほど。愛されキャラだからこそ生まれたグループ愛が見て取れる。また、メインボーカルとしてパフォーマンスを盛り上げているところも、2人の共通点である。


■メンバーが背中を押す控えめな職人肌


 嵐・大野智や関ジャニ∞・安田章大のような職人気質のメンバーは青を割り振られるケースが多い。黙々とレベルの高い仕事をこなすV6・森田剛もどちらかと言えば職人気質だろう。最近ではクールな演技も評価されているが、V6にいる時の雰囲気は一味違う。森田自身はそこまでセンターに固執しているようには見えないが、周りのメンバーが「センターは森田」と盛り上げているように思えるのだ。森田自身も、本当の自分を分かってくれているメンバーに安心しているのか、ソロの時には見せない無邪気な表情を見せている。周りから愛され、支えられるメンバーカラー赤は、長い時間をかけて信頼関係を築いてきたV6ならではだろう。


■親しみやすい美形


 グループではなくデュオとして活躍しているKinKi Kidsとタッキー&翼におけるメンバーカラー赤は、他のグループと少し違った意味を持っているかもしれない。赤を担っているのは、それぞれ堂本光一と滝沢秀明。この2人は王子様のようなビジュアルを持っているにも関わらず、軽快なトークを披露する親しみやすさも持ち合わせている。どちらかというと男くさく寡黙な職人気質の相方たちと対照的なポジションを担っている彼らには、少女漫画に出てくる「面白いことも言える非の打ち所のないイケメンのモテ男」という女子の憧れに近いものを感じる。


■グループ内のまとめ役


 コンサートのMCや番組の進行役として活躍しているメンバーカラー赤といえば、嵐・櫻井翔、Kis-My-Ft2・北山宏光、Sexy Zone・佐藤勝利の3人である。3人とも頭がよく、天然のメンバーのボケをサッと拾って笑いに変えているのも見ていて楽しい。機転が利き、グループのまとめ役として活躍する北山・佐藤も、櫻井がキャスターや司会としての活躍の場を築いてきたように、バラエティ番組の司会などの新境地にチャレンジできる素質を持っていると言えよう。


■自由奔放な愛され人


 マイペースかつ自由なキャラクターが、ファンはもちろんメンバーの心も掴んでいるのは、関ジャニ∞・渋谷すばるやジャニーズWEST・重岡大毅だ。この2人は関西出身ということもあり、笑いを取りに行ったり、軽快なボケをしたりすることもある一方、キメるときはきっちりキメることも忘れない。単なる色物キャラで終わるのではなく、メンバーカラー赤としての役割もしっかり担っているのだ。最近ではソロでの活動も目立つ2人。センターポジションとしてだけでなく、自分の個性もしっかりアピールできているように思う。


 このように、一口にメンバーカラー赤と言っても、さまざまな特徴がある。エースという役割の中にも自分らしさを忘れない彼らが、グループを牽引しているという事実は納得である。今後の彼らの活躍と成長が楽しみだ。(高橋梓)