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「中川政七商店」初の路面店が表参道にオープン 工芸×植物の新ブランド立ち上げも

2016年01月13日 09:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

(左から)中川政七商店13代目の代表取締役社長 中川淳氏、そら植物園代表 西畠清順氏 Image by: FASHIONSNAP
中川政七商店の初の路面店「中川政七商店 表参道店」が、1月13日にオープンする。前日に関係者向けに内部が公開され、「遊 中川」「中川政七商店」「日本市」といった自社ブランドを含め約1,000点を取り揃え、同店舗でデビューするそら植物園代表のプラントハンター西畠清順氏と共に立ち上げた新ブランド「花園樹斎(かえんじゅさい)」が披露された。

中川政七商店 表参道店が公開の画像を拡大

 表参道店は神宮前5丁目エリアに、延床面積約142平方メートルでオープン。店舗設計はブルーボトルコーヒーなどを手がけるスキーマ建築計画の長坂常氏が担当した。緑豊かな環境を活かすために、外の景色が見えるよう一部をガラス張りを採用。店内は自然光を取り入れながら明るくなりすぎないように設計した。什器は木とアクリルを使用し、商品によって自由に配置を変えられるようにしつつ「壁際の棚を高くすることで客が店内を回りたくなるようにした」と"動き"のある空間を意識したという。
 同店舗でデビューする植物ブランド「花園樹斎」では季節感のある商品を常に揃えていくといい、オープン時は梅などをラインナップ。西畠清順氏の協力のもと、世界の変わった植物も取り扱っていく。鉢には工芸品を使い、自宅まで持ち帰りやすいように箱に入れるなどの工夫も取り入れる。西畠清順氏は「植物をミニマムに楽しみたい人がたくさんいると思うので、花園樹斎の特長を活かしていきたい」とコメント。同店舗ではこのほか、小売店で初めて取り扱われるカーペットブランド「COURT」や「日本工芸版モノポリー ZIPANGU」などを揃え、同店舗で初めて導入される刺繍入れサービスや、奈良本店に続いて生地の販売も行う。今年で300周年を迎える中川政七商店13代目の代表取締役社長 中川淳氏は「表参道といういい環境に店舗を持つことができた。これからの100年は、これまでの300年に負けないようにしたい」と意気込みを見せている。
■中川政七商店 表参道店オープン日:2016年1月13日(水)所在地:東京都渋谷区神宮前5-43-7 1FTEL:03-3409-2260(※オープン時より開通)営業時間:11:00~20:00
■中川政七商店 公式サイト