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成海璃子主演×矢崎仁司監督『無伴奏』、スウェーデンのヨーテボリ国際映画祭に正式出品

2016年01月13日 05:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2015 「無伴奏」製作委員会

 3月26日に公開される、成海璃子主演の『無伴奏』が、第39回ヨーテボリ国際映画祭に正式出品されることが決定した。


参考:成海璃子、池松壮亮、斎藤工が共演 『無伴奏』は“学生運動の時代”をどう描くのか?


 『無伴奏』は、直木賞受賞作家の小池真理子による半自叙伝的同名小説を、『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督が映画化したラブストーリー。日本中の学生たちが学生運動を行う1969年の仙台を舞台に、同級生のレイコやジュリーとともに制服廃止闘争委員会を結成し、学園紛争を行う女子高校生の響子が、クラシック音楽が流れる喫茶店「無伴奏」で、偶然隣り合わせになった渉に惹かれていく模様を描き出す。主人公の響子を成海璃子が演じるほか、池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜、光石研らが出演する。


 今回、『無伴奏』の正式出品が決定した第39回ヨーテボリ国際映画祭は、1月29日から2月8日にかけて、スウェーデンのヨーテボリにて開催される北欧最大の映画祭。本映画祭プログラマーのフレディ・オルソンが作品を鑑賞し、「その美しく、非常に素晴らしいドラマにとても感銘を受けた」ということで、この度の招待が決まったという。なお、『無伴奏』は「Five Continents部門」での正式出品となり、フィルムマーケット期間中の上映に合わせて、プロデューサーが出席予定。「Five Continents部門」には、『無伴奏』のほかに『ハッピーアワー』『さようなら』『俳優 亀岡拓次』も出品される。


 今回のヨーテボリ映画祭への出品を受けて、矢崎監督は「成海璃子、池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜など、今の日本を代表する若い俳優たちの素晴らしい演技を世界の皆さまにお届けするチャンスを頂きありがとうございます」と感謝の気持ちを述べながら、「この映画は1969年から71年、日本中が革命の嵐に吹き荒れていた、闘争の時代の中に生きた青春を描いています。愛と死とエロスは国境を越えるパスポートだと信じています。ヨーテボリ国際映画祭で私の作品が上映されるのは『三月のライオン』以来で、だからこそ、この愛のかたちを描いた映画が招待されたことが凄くうれしいです。ありがとうございます」とコメントしている。(リアルサウンド編集部)