自身もスリランカからの難民として幼少期にイギリスに移住したM.I.Aは、昨年11月に昨今の移民問題をテーマにした新曲「BODERS」を発表。問題のユニフォームは、デザインの元となる正面のスポンサーロゴ「Fly Emirates」が「Fly Pirates」に変更されており、MV内で10秒弱映し出されている。パリ・サンジェルマンFCは、アーティストが所属するレーベル、ユニバーサルミュージックに対して「移民問題と結びつけることは、ブランドの信用問題に関わる」としてMVの取り下げとレーベルに賠償金を要求する抗議文を送付。これに対しM.I.Aは公式ツイッターで書簡を掲載し、「MIA vs PSG」のコメントとともに自身がユニフォームを着用している写真を投稿した。ユーザーからは「ミュージック・ビデオはアート」や「要求に屈しないで」「クラブの対応は最悪」などとアーティストを支援し、クラブチームの対応を非難するツイートが相次いでいる。