トップへ

Kiroro「Best Friend」が『アーロと少年』のEDソングに決定 15年振りの再録映像も公開へ

2016年01月11日 23:31  リアルサウンド

リアルサウンド

(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 ピクサー最新作『アーロと少年』の日本版エンドソングが、女性デュオKiroroの『Best Friend』に決定。あわせて、Kiroroが15年振りに再録した「Best Friend ~Mother Earth Version~」の収録映像も公開された 。


動画はこちら


 世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、ヒット作を生み続けてきたディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』。本作は、“もしも隕石が地球に衝突せず恐竜が絶滅していなかったら?そこは恐竜だけが言葉を話す世界――”という地球を舞台に、愛する家族と離れ離れになった弱虫でひとりぼっちの恐竜アーロが、家族の元に帰るため壮大な冒険に出るアドベンチャー・ファンタジーだ。


 2001年6月に発売されたKiroroの「Best Friend」は、NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」の主題歌として広く知られている。今回の日本版エンドソングへの採用にあたって、15年ぶりに再レコーディングされた。


 ディズニーの担当者は、「Best Friend」の歌詞が恐竜アーロと少年スポットの絆を歌っていると感じられたため、起用を決定したという。Kiroroのボーカル玉城千春は「15年前この曲が出来た時、私は喉を痛め歌えなくなりました。心が折れ毎日が苦しかったのを覚えています。でも綾やマネージャーが『声が出なくてもあなたらしく想いを伝えられればいい』と励ましてくれました」と当時に振り返りつつ、「人生の壁にぶつかった時、一人じゃないんだと感じて今まで以上の力が出ます。アーロも少年スポットと出会い成長できたように、この曲もまた成長させてもらえる。この出会いに感謝しています」とコメントした。


 またKiroroのピアノ金城綾乃は「今回の『Mother Earth』というタイトルは、作品の中の豊かで美しい地球の自然風景からのイメージと、私たちも母となったのでこのタイトルをつけました」と由来を明かす。さらに「『アーロと少年』に寄り添い日本中の大人や子供たちの心に届くように想いを込めて弾きたい」と意気込みを語った。


 本作のメガホンを取ったピーター・ソーン監督も、Kiroroの才能と楽曲を絶賛しているという。「彼女たちのような素晴らしい才能あるアーティストと組むことができたのは本当に光栄なことだよ。この曲は“真の友情を見つけ出し大切に育む”という映画の感動的なテーマに完璧にマッチしている。弱虫な恐竜アーロと少年スポットの間に起こった物語を思い起こさせるね」と語る。さらに「実はこの曲を聞いた時、僕自身もまた自分の大切な友人たちと過ごした日々の思い出がよみがえったんだ」と楽曲に惚れ込んだことを明かした。(リアルサウンド編集部)