映画『バーバリアンズ セルビアの若きまなざし』が、1月16日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。
同作は、コソボ独立反対運動が起こった2008年のセルビアが舞台の作品。失踪したと思われていた父の生存を知った仮釈放中の青年・ルカを中心に、自分の居場所やアイデンティティーを模索する若者の姿とその社会背景を描く物語だ。
監督を務めるのは本作が長編映画デビュー作となるイヴァン・イキッチ。セルビア出身で1982年生まれのイキッチはコソボ独立反対運動を経験しており、「自分たちのような“忘れられた世代”の憤りを描きたい」という思いで同作の脚本を執筆したという。
キャストには、本作の舞台となった街で実際に暮らしていた不良の若者たちを起用。同作のオフィシャルサイトでは、映画監督の原一男や小林勇貴らのコメントをはじめ、撮影時のエピソードやキャスト決定に至るまでの経緯などが掲載中だ。