トップへ

両陛下、ベルギー王室との関係を皇太子夫妻に引き継ぐご意向も

2016年01月07日 10:10  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

新年1月2日、皇居・宮殿で行われた『新年一般参賀』に出席された皇太子妃雅子さまについて明かすのは宮内庁担当記者。 「雅子さまは、昨年と同じような水色のお召しものでしたが、秋篠宮家の眞子さまと佳子さまも同じブルー系でした。事前に相談をして、お三方で同系色にしようとお決めになったのかもしれません」 そんな清々しい雰囲気が漂うファッションで、お手ふりをする雅子さまの表情には、旧年の「達成感」と新しい年への「決意」が浮かんでいるように……。 その胸中を、宮内庁関係者は次のように話す。 「昨年の妃殿下は長期療養に入ってから12年となりましたが、ご回復ぶりが顕著な1年だったと思います。 天皇・皇后両陛下から引き継いだ子ども関連の施設視察や、トンガ訪問、12年ぶりとなった月に2回の地方公務や園遊会など、療養が始まって以来のご奮起ぶりでした。 そこで今年はさらに、活動の幅を広げたいお気持ちがあるのではないでしょうか」 『週刊女性』はすでに、雅子さまが今年、7年ぶりの宮中祭祀や14年ぶりの記者会見をされる可能性を報じたが、外務省関係者はこんな話を打ち明ける。 「2016年は、雅子さまにとっては、昨年のトンガ訪問に続く海外訪問が実現する可能性が浮上しています。 今年は、日本とベルギー、イタリアの外交関係樹立150周年にあたり、各国間でさまざまな記念行事が行われる予定になっています。 そのなかで皇太子ご夫妻に、各国から親善訪問の招請があるかもしれないのです」 昨年は外交関係樹立120周年で、秋篠宮ご夫妻がブラジルをご訪問。 この1月26日からは両陛下が、国交正常化60年を記念してフィリピンを訪問されるように、各国との周年行事では皇室が親善訪問することが多い。 別の宮内庁関係者も、次のように語る。 「雅子さまは同行されませんでしたが、皇太子さまは'14年に国交樹立150年でスイスを、'13年には交流400周年でスペインを訪問し、親善に努められてきました。 ご高齢の両陛下が年に何度も海外訪問されることは現実的ではないので、皇太子ご夫妻に招待が来るか、名代(代理)で訪問されることになるかもしれません」 すでに昨年の12月には、天皇陛下が、「日本・ベルギー友好150周年」の名誉総裁に就任されたが、外務省関係者はこう解説する。 「現在、皇太子さまと同じ身位のベルギーの王位継承者は未成年で、そういった役職に就くことはできません。 そこで名目上、天皇陛下とフィリップ国王が名誉総裁職に就かれることになった背景もあります。 陛下は国内での関連行事には出席予定ですが、ベルギー訪問となれば、代理を立てられるのではないでしょうか」 皇太子ご夫妻と、フィリップ国王夫妻の親交も長年続いている。 1999年に、ご夫妻は国王(当時・皇太子)の結婚式に参列し、'12年にはお住まいの東宮御所に招き昼食をともにされている。 「皇室とベルギー王室の友好の歴史は古く、'93年に両陛下は当時国王だったボードワン1世の葬儀にご参列。天皇と皇后が、海外王室の葬儀に参加する初めてのケースとなりました。 一昨年、ファビオラ元王妃が亡くなったときも、美智子さまは1泊3日の“弾丸日程”で葬儀に駆けつけられました。 両陛下としては、ベルギー王室とのそんな関係を皇太子ご夫妻に引き継いでもらいたいというお考えがあるはずです」(宮内庁関係者)