2016年のダカールラリーは5日、テルマス・リオ・ホンド~フフイ間664km(SS距離314km)のデイ3が行われ、セバスチャン・ローブ(プジョー2008DKR16)がステージトップタイムを記録。総合順位のリードを5分以上へ拡大している。
連日続いている悪天候の影響で、これまでと同様にデイ3も走行距離が195マイル(約314km)から120マイル(約193キロ)に短縮されて実施された。ローブは前日のデイ2と同様にすべての計測ポイントでトップタイムをマークし、総合2番手に対するリードを5分02秒まで拡大した。
一方、デイ2で総合2番手につけていたステファン・ペテランセル(プジョー2008DKR16)は、ローブから9分以上遅れたステージ6番手と苦戦。総合2番手のポジションを12秒差でジニール・ドゥビィリエ(トヨタ・ハイラックス)に奪われてしまった。総合4番手にはミッコ・ヒルボネン(ミニ・オール4レーシング)、総合5番手には昨年勝者のナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)のミニ勢が続いている。また、2番手ドゥビィリエから6番手のリーロイ・ポルター(トヨタ・ハイラックス)までは1分40秒差と、接近した争いが繰り広げられている。
四輪市販車部門での3連覇に挑む日本のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、ニコラ・ジボン/ジャン・ピエール・ギャルサン組がクラス2番手(総合40番手)へ浮上。三浦昂/ローラン・リシトロイシター組も順位をひとつ上げ、クラス5番手(総合56番手)となっている。トラッククラスの日野チーム・スガワラ勢は、菅原照仁/杉浦博之組519号車が総合23番手、菅原義正/高橋貢組528号車が総合47番手につけた。
明日のデイ4はビバークエリアで一切の整備が禁止されるマラソンステージで、フフイを周回する629kmの走行が予定されている。ダカールラリー2016のデイ2ハイライトはJ SPORTS3で22時~22時30分に放送される予定だ。