私たちの生活の身近にある椅子。
そんな椅子がもっとスタイリッシュで、しかも気分やトレンドに合わせて自由に
“着せ替え”ができれば、もっとライフスタイルが楽しくなると思いませんか?
そんな楽しい“着せ替えチェア”を発明したのが、韓国のインダストリアルデザイナー、
Sohyun Yunさん。
Sohyunさんのデザインのポイントは、椅子全体が透明なアクリル素材で作られているということ。
つまり、
シースルーの椅子なのです。
また、椅子の背もたれと台座部分には空白のスペースがあって、自由にカスタマイズができます。
つまりどういうことかというと、ちょっとこのデザインには飽きたなぁなんて時、そのスペース部分に同様のアクリル板を挟み込むことでガラっとイメージを変えることができるのです。
なので、こちらの椅子には
“レイヤー”という名前が付けられています。
差し込むアクリル版にユニークなプリントが施されていたり、カラフルな色使いがされていれば、それだけでかなり遊べます。
あえて色やテクスチャーを重ねることで、思いもしなかった面白いビジュアルが誕生するかもしれません。
3層までレイヤードができるので、そこはセンスの見せどころですね。
こんな
“着せ替えチェア”があれば、普段の生活だけでなく、スペシャルイベントやホリデーにもきっと大活躍するはず。
ほんのちょっと、プラスチックシートをスライドさせるのと同じくらいお手軽な作りだから、あっという間にデコレーションの一部として華やかな場でも存在感を発揮することでしょう。
もちろん、レイヤードするのはアクリル板だけでなく、ウッドやガラス、その他の素材でも大丈夫です。
Sohyunさんがこのデザインを思いついたのは、現代の大量消費社会にインスパイアされたのがきっかけだったそう。
現代人はトレンドに沿ってモノを買い、そしてまた新しいものが出てくればどんどん古いものを捨ててしまう…。
だけど、こんな椅子があればいつでもトレンドをアップデートできるし、結果として長く愛用できるのでは…そんな思いがこのアイデアに繋がりました。
確かに、椅子が“着せ替え”できるのであれば飽きることもないし、常に新しいルックにトライできて新鮮かも?
ちょっとアーティスト気分になって椅子を変身させる、そんな経験もきっと楽しいですね。
Sohyun Yun
http://luckandmiracle.wix.com/designersohyunyun