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「赤狩り」にあった『ローマの休日』脚本家、実話描く『TRUMBO』

2016年01月06日 12:30  CINRA.NET

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『TRUMBO(原題)』 ©2015 Trumbo Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED, Photo by Hilary Bronwyn
映画『TRUMBO(原題)』が、今夏に東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。

同作は、1940年代からハリウッドで活躍した実在の脚本家ダルトン・トランボをモチーフにした作品。『アカデミー賞』脚色賞にノミネートされた『恋愛手帖』で脚光を浴びたトランボは、冷戦の影響で横行していた赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒否したという理由で投獄されるが、釈放された後も偽名で手掛けた『ローマの休日』をはじめとする数々の作品の脚本を執筆した。『TRUMBO(原題)』では実話をもとに、トランボの家族愛や映画への情熱が描かれる。

主人公のトランボを演じるのは、ドラマ『ブレイキング・バッド』シリーズのブライアン・クランストン。トランボの妻クレオをダイアン・レイン、娘のニキをエル・ファニングが演じるほか、ハリウッドにおける反共主義の代表格であった映画コラムニストのヘッダ・ホッパー役にヘレン・ミレンがキャスティングされている。メガホンを取ったのは『オースティン・パワーズ』『ミート・ザ・ペアレンツ』などのジェイ・ローチ。