働く人にとって「花粉症」は、仕事の能率を著しく下げる大敵だ。日本気象協会によると、2016年は2月5日から静岡県や四国・中国地方の一部、九州地方で「スギ花粉前線」が舞い始めると予測されている。
しかし今年の正月は非常に天気がよく、敏感な人からは早くも鼻やノドがムズムズし始めたという声もあがっている。ツイッターには山道を行く人から、こんな投稿があった。
「スギ花粉花粉症の皆様、いま山陰の山際を移動してますが、杉の花完全に開花してますよー!気を付けてー」
西日本では中国大陸からの「PM2.5」の影響を受ける地域も
スギ花粉を出す雄花の開花時期は気温が高いほど早まるが、2015年の11月から12月の気温は平年よりも高く、年が開けても晴天が続いているところが多い。公式発表はないものの、ネットには花粉が飛び始めたという投稿が散見される。
「もしや花粉飛んでる?」「やべぇ。花粉症来たかな」
「花粉症かしら。鼻水とくしゃみが止まらない」
「鼻水とくしゃみがとまんねえ 絶対花粉飛んでるでしょ」
「もう花粉きてる、確実に! 鼻がむずむずする」
花粉に敏感な人は「花粉レーダーが反応している。来たな」「喉が嫌な痛み……花粉症独特の」などとつぶやき、「花粉対策の物買うのに薬局行ってきた」とすでに行動を起こし始めた人たちもいる。
ただし目や鼻、喉の症状を起こすものは花粉だけでなく、中国大陸から飛んできた微小粒子状物質「PM2.5」のおそれもある。1月5日朝には福岡市が、空気中のPM2.5の濃度が 国の環境基準を超えるとする予報を発表し、「外出時のマスク着用」「目洗い、うがい」「自動車運転時の窓閉め」などを奨励している。
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