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45日間でパートナーを見つけないと動物になるーーコリン・ファレル主演『ロブスター』予告編公開

2016年01月05日 14:51  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2015 Element Pictures, Scarlet Films, Faliro House Productions SA, Haut et Court, Lemming Film, The British Film Institute, Channel Four Television Corporation. 

 3月5日に公開される、第68回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作『ロブスター』の予告編が公開された。


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 本作は、『籠の中の乙女』などで知られるギリシャの映画監督ヨルゴス・ランティモスが手がけた初の英語作品。“独身者”は、身柄を確保されホテルに送られ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれるという近未来。独り身になったデヴィッドも、狂気の日常が潜むホテルに送られ、パートナーを探すが、しばらくして“独身者”が暮らす森へと逃げ出してしまう。そこで彼は恋に落ちるが、それは“独身者”たちのルールに反することだったーー。


 主人公のデヴィッドを演じるのは、『トータル・リコール』のコリン・ファレル。共演には、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズ、『おとなのけんか』のジョン・C・ライリー、『アデル、ブルーは熱い色』のレア・セドゥ、『007 スペクター』のベン・ウィショーらが名を連ねる。


 このたび公開された予告編では、冒頭で「①45日間でパートナーを見つけること」「②独身は罪」「捕まれば“動物”になって頂きます」というルールが紹介される。その後、ホテルにやってきたデヴィッドが案内人に説明や質問を受けながら、ホテルで生活していく様子が描かれ、映像の終盤には、「失敗したら、どんな動物に?」という問いに対し、デヴィッドが「ロブスター」と答える場面も収められている。


 ランティモス監督は、「常に人間関係の中にいなければならないとしたら、人はどう感じるか。人間関係を作れない人を他の人はどんなふうに見るか。誰かと一緒にいることができなければ落第者と見なされるのか。誰かと一緒にいるために費やされる期間。恐れ。パートナーになろうとするとついてくる、そのようなありとあらゆることについて話し合った」と、本作が生まれた背景について語っている。主演を務めたファレルは、「この映画に無関心なままでいられる人はいないと思う」とコメントし、セドゥも「観客が考えさせられているのが想像できるわ。それは映画において大事なことでもある。ほとんど新しい言語と新しい物事の見方を提示するような映画よ。映画を観たあと、観客は自分自身に問いかけることになるわ」と、作品の魅力をアピールしている。(リアルサウンド編集部)