「Sweet」「InRed」などの人気雑誌や書籍の出版で知られる宝島社が、企業広告「
死ぬときぐらい好きにさせてよ」を本日1月5日に発表しました。
・強烈なインパクトを放つ企業広告シリーズ
商品では伝えきれない“企業として社会に伝えたいメッセージ”を届けることを目的に、1998年からスタートしたこの企業広告シリーズ。
過去には「ヒトは、本を読まねばサルである。」など強烈なインパクトの作品が話題を集め、数々の広告賞を受賞しています。
・今年は樹木希林さんが「オフィーリア」に挑戦
今年は「死ぬときぐらい好きにさせてよ」をメインコピーに、ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「
オフィーリア」をモチーフにしています。
シェイクスピアの「ハムレット」の一場面を描いたこの作品は、生と死の間で神々しい美しさを放つオフィーリアの姿が印象的で、日本にも数多くのファンがいます。
今回オフィーリアを演じたのは、“全身がん”を告白した後も飄々と活動を続ける名女優の
樹木希林さん。少し微笑んだような表情が素敵で、ミレイのオフィーリアに負けないほどの存在感を放っていますね。
よく見ると、日本らしい椿の花や実現不可能とされてきた“青い薔薇”、さらには幸福の象徴でしょうか、“青い鳥”なども登場しています。
・「死」について考えることで、どう生きるかを考える
樹木さんは、この広告に対して次のようなコメントを残しています。
「『生きるのも日常、死んでいくのも日常』
死は特別なものとして捉えられているが、死というのは悪いことではない。
そういったことを伝えていくのもひとつの役目なのかなと思いました。」
「死」について考えることで、どう生きるかを考えるきっかけになれば…そんな思いで制作されたこの広告は、本日「朝日新聞」など新聞4紙(全国版)に掲載されているほか、公式サイトからも見ることができます。
・過去作品も秀逸
宝島社のサイトには、このほかウィットに富んだ過去作品も掲載されているので、ぜひ一度チェックしてみてください。
宝島社
http://tkj.jp/company/ad/2016/