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BORO(ぼろ)の特別展が神戸ファッション美術館で開催

2016年01月04日 09:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

BORO(ぼろ)の美学―野良着と現代ファッション
神戸ファッション美術館で、特別展示「BORO(ぼろ)の美学―野良着と現代ファッション」が1月23日から4月10日まで開催される。東北の野良着をはじめ、BOROの美意識を読み解く「ケイスケカンダ(keisuke kanda)」の神田恵介、「まとふ(matohu)」の堀畑裕之と関口真希子、そして「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」の山縣良和のデザイナー3組による作品も展示される。

BORO展が神戸ファッション美術館での画像を拡大

 世界各地では、古くから端切れを繋ぎ重ねて作った衣服や布類を世代を越えて用いてきた。日本では「襤褸(ぼろ)」と呼ばれているが、近年では「BORO(ぼろ)」が世界でも通じる言葉となり、ハイファッション界でも注目されている。
 「BORO(ぼろ)の美学―野良着と現代ファッション」では、青森の民俗学者 田中忠三郎が生涯をかけて研究調査を重ね収集した古民具等2万点の中から、国の重要有形民俗文化財である東北の野良着約100点を公開。タツケ、マエダレ、長着などに見られる襤褸やこぎん刺し、菱刺しの魅力を伝える。現代ファッションからはデザイナー3組の作品のほか、廃棄される資材の特質を活かし日々用いる物に昇華する「モデコ(MODECO)」の作品を展示する。
■特別展示「BORO(ぼろ)の美学―野良着と現代ファッション」 会場:神戸ファッション美術館 神戸市東灘区向洋町中2-9-1 会期:2016年1月23日(土)~4月10日(日) 休館日:水曜日(祝日の場合は翌日休館)、1月14日(木)~22日(金)、4月4日(月)ただし4月6日(水)は開館 開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで) 入館料:一般:500円 小中高65歳以上:250円 TEL:078-858-0050 公式サイト