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16年春夏ヒットブランドに?チェコ発「ネヘラ(NEHERA)」が有力セレクトから人気

2016年01月01日 18:02  Fashionsnap.com

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2016年春夏シーズンから、セレクトショップ各社が「ネヘラ(NEHERA)」の取り扱いをスタートする。1930年に創立されたチェコスロヴァキアの老舗ブランドで、2014年春夏シーズンからサミュエル・ドリラ(Samuel Drira)がクリエイティブディレクターに就任。ブランドをリローンチして2シーズン目となるが、「インターナショナルギャラリー ビームス(International Gallery BEAMS)」や「EN ROUTE(アンルート)」、「ビオトープ(Biotop)」、「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」などが今季一押しブランドとしてプッシュしている。

注目ブランド「ネヘラ」とは?の画像を拡大

 「ネヘラ」の創業者は1923年にプロスチェヨフに縫製工場を開き、1931年にプラハの商業中心地に1号店を出店。以降7年の間に、チェコスロヴァキア国内をはじめ、スェーデンやノルウェー、ロシア、アメリカなど、全世界に130店舗を拡大したが、その後一時休止。ブランドとビジネスの権利を買い取ったLadislav Zdutがクリエイティブディレクターとしてサミュエルを起用し、再始動した。
 パリの出版社や雑誌社で働いていたサミュエルは、雑誌「インセンス マガジン」を出版し彼の創りだすスタイルが支持を集め、スタイリストとして活躍。「エルメス(HERMES)」や「ザ・ロウ ( THE ROW)」などのクリエイティブコンサルタントを務めた経歴を持つ。クラシックなエレガンスの中にアバンギャルドを覗かせる新しいブランドとして展開されている。
 2016年春夏シーズンは、オープンネスをテーマに本質的なワードローブをベースに知覚的変化を試みたという。オープニングセレモニーのバイヤーは「スタイリング(自分の着方で色々工夫できる)の斬新さや現状の流れであるミニマルでユニセックス感が漂い、かつ大人がかっこよくさらっと着用できるアイテム・デザインに惹かれた」と話す。ビオトープのバイヤーは「素材とシルエットのバランスがよく、コンフォートなシルエットも着ると女性らしく、上品。今季はスリット使いが特徴的でしたが、きちんと日常に取り入れやすい配慮がされていたこともポイントでした」といい、大阪店ではポップアップストアの開催を予定。ショーでメンズが登場したこともあり、男性も着れるアイテムも入荷するという。
NEHERA 2016年春夏コレクション