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S×Lの酒井啓太、小説『恋のカケラ』完結で明かした本音とこれから

2015年12月30日 20:00  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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12月、最終回の執筆を終えた酒井啓太。これまでの連載を通して、そこまで大きく反響があったわけでもない恋愛小説『恋のカケラ』。最終回『ラブストーリー』(前編・後編)の配信を終えて、一発逆転のPV急上昇はあったのだろうか。今回も”現実”を伝えに酒井のもとに向かった。 編集:もう、何度もやっているし、前置きもいらないと思うのでPV(閲覧数)を発表します。 酒井:1000PV切りだけは勘弁、1000PV切りだけは……。 編集:では行きましょう! 2000PVです! 酒井:ん~~~、まぁ……はい。妥当な数字ですね。 編集:連載当初、あんなに調子こいてたのが懐かしいよ。 酒井:作品の良さは数字じゃないですからね。編集さん、僕からひとつアドバイスですけど、作品をつくるうえで数字なんかに振り回されたらおしまいですよ。 編集:でも、実は過去に配信した記事のPV数が徐々に伸びていて、すべて合計すると60000PVだよ。 酒井:まじすか? やったーーーー! スゲー!! やったぞ!!! 編集:めっちゃ、数字気にしてるじゃん(笑い)。こちらの方は、上司の皆さんから辛辣なご意見をいただきました。一言でいうと「イマドキの恋愛観と離れている、小説家に向いていないんじゃないの?」とのことでした。 酒井:そんな偉い人に見せる用に書いてないですからね、こっちは。 編集:いや、誰に見せても恥ずかしくないやつ書けよ。 酒井:まぁ、たしかに編集さんの落ち度はあったかもしれません。 編集:ほんと、なんなんだお前は。オレだって、軽く怒られたんだからね。まぁ、でも、これまでの半年を振り返るとなんだかんだ楽しかったよ。最初は、かなり無理やり始まってどうなるのかと思ったし、一生懸命つくった作品よりも、ここでのやりとりの方がPVをとっちゃうこともあったしね。 酒井:あれ聞いたとき、気を鎮めるために帰宅してすぐ熱めのシャワーを浴びましたよ。でも、ここのやりとりを見せるシステムは一個、開発できましたね。また、このタッグで何か新しくて面白いことをやっていきましょうよ! 編集:たしかに数字じゃ単純に割り切れないところもあるとは思うよ。 酒井:僕も芸人として、もっとパワーアップして帰ってくるんで、編集さんもオレのスピードに振り落とされないようにステップアップしてくださいね! 編集:また、いつもの感じかよ(笑い)。でも、まぁ、これからお互い頑張っていこう! *連載小説『恋のカケラ』の連載を終えて* 酒井「本当にぶっちゃけて言うと、当初は芸人をやっている上でナルシストキャラでやっているところがあったから、その説得力を増すための材料として始めたところがありました。 でも、書いてみたらかなり難しくて。普段から僕は漫才の台本を作っているので、すぐできるのかなぁと思いましたが、全く別物でした。漫才の台本って、笑いを取るのが目的だから、なんとなくこうすれば笑いになるという感覚的に書ける部分や、ノウハウも知っている。舞台では顔、表情、動き、ジェスチャーを使えるけど、小説は全部、言葉で伝えなければいけない。そこが一番、自分にとって大変でした。 感動させたり、ときめかせるにはどうしたらいいのか。そして、それを文章で表現するにはどうすればいいのか。毎日のように考えさせられたし、それは新鮮で面白かったです。いつの間にか本気で取り組んでいる自分がいたのはたしかで、どこの現場に行っても、この恋愛小説の話をしてきました。それで舞台が盛り上がったりもしましたよ。PVには実は一喜一憂していたけど、自分の作品に対する反響を見聞きして、つまらないと言われたら悔しかったし、面白いと言われたら嬉しかった。本当に良い経験になりました。お付き合いいただき、ありがとうございました!」