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外出中のお腹ピーピーを救うトイレマッチングサイト「SUKKIRI」は究極のシェアリング・エコノミー?

2015年12月30日 10:40  キャリコネニュース

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気温がぐっと下がるこの季節は、体が冷える。外出中にお腹が冷えて突然の腹痛に見舞われたり、風邪でお腹の調子を壊したり人も多い。朝の出勤途中や取引先に急ぐ途中に、お腹ピーピーの緊急事態に襲われるとサイアクである。

我慢しているうちに波の間隔はどんどん短くなってゆき、額にはアブラ汗。どんどんビックウェーブになってきて…。誰もが一度は、そんな地獄経験があるのではないだろうか? そんな時に心強い味方になってくれるのが、いつでもどこでも催したらすぐに便所が見つかる世界初のトイレマッチングサイト「SUKKIRI」だ。(文:みゆくらけん)

企画者が過敏性大腸炎症候群「あれば便利だと思った」

12月25日の「朝生ワイド す・またん!」(読売テレビ系)は、サイトを運営する日本リブライン(大阪市淀川区)を取材した。「SUKKIRI」では東京・京都・大阪・福岡の約1万8000か所のトイレを登録しているという。

外出先からスマホなどで、現在地付近のトイレを無料で検索できる。自身が過敏性大腸炎症候群(IBS)で、外出するたびにトイレ探しに困っていたという担当者は「いつでもトイレの場所が分かれば非常に便利だと思った」と企画のキッカケを話している。

登録されているトイレは公共施設内の無料トイレが約9割だが、中には有料のものもある。同サイトではトイレの場所の情報提供だけではなく、企業や一般家庭がサイトに登録し、有料でトイレを貸すことも可能だ。

貸す側は無料で登録し、トイレを貸す料金や利用可能時間を設定できる。このサイトを通じてトイレを有料(小便100円、大便200円)で貸している飲食店は「トイレを使っていただいたキッカケで、店内でそのまま飲食されることを期待している」と話していた。

ピンク色のマークの横に「11でたよ」と利用者数が表示

トイレを使っていない時間を利用し、わずかでも収益を得るのは合理的な新しい考え方だ。まるでUberやAirbnbなどの流行のシェアリング・エコノミーではないか!

しかし、赤の他人である一般家庭にお邪魔してトイレを借りることに、大変抵抗があるのは私だけだろうか。小便と大便で料金が違うのも、支払いの際に非常に気まずい思いをしやしないのだろうか? 「大便だから200円ね!」って、それどんだけフランク!

トイレの場所を示すマークは、地図上になぜかピンク色の「ウ○コマーク」で示されている。いわゆる巻き○ソだ。あまりにもダイレクト過ぎる。せいぜいお手洗いマークぐらいにしておきゃいいものの、なんとまぁストレートな。

サイトにはトイレ内の写真とともに、利用者数がこれまたウ○コマークの横に「11でたよ」などと示されている。キャスターの辛坊治郎氏も「このマークどうよ?」とドン引き、「『どやさ!』ってかんじがしますよね」と苦笑していた。

とはいえ、イザという時に近くのトイレをすぐに把握できるのは大変ありがたい。サイトには「すでにもよおした方は(緊急連絡先へ)」という電話番号も載っていて、ユーザーの悩みを心から理解していることがよく分かる。地獄タイムを少しでも短くするため、このサイトはなかなか使えそうだ。

ベトナム旅行で小舟から用を足したツワモノも

しかしマジで、外出先での突然の腹痛はシャレにならない。特に、バスや電車などの移動中でそれが起こったらたまらない。トイレの付いてない電車の中で急にピーピーの波が来て、しかもそれが最終電車だったりしたら、もう死にたくなってしまう。神に助けを祈ってしまう。

友人で、ベトナム旅行で川だが海だかで小舟に乗っていた際に、急に下痢による腹痛に見舞われた人がいた。もちろん小舟にトイレなどなく、乗客は自分以外にもいる。もうどうしようもない状況の中、彼はついに我慢の限界を迎え、小舟のヘリから尻だけ出し、水面に向けて頑張ったらしい。

そんな彼の勇姿に、他の乗客らは拍手喝采。よくやった!と肩を叩いてくれた人もいたらしい。なんと清々しい結末か! しかし清々しいのはいいが、できることならそんなのは避けて生きてゆきたい。そのためにトイレサイトを有効に使おう。ついでに常に財布に「ストッパ」や「トメダイン」も入れておきたい。

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