12月25日(金)の夜およそ4時間に渡り放送された『MUSIC STATION SUPERLIVE 2015』(テレビ朝日系)の中盤にBABYMETALが登場。今年は十か国を回るワールドツアーを成功させて海外でも評価が高い「3人組“メタルダンスユニット”」と紹介された。メインボーカルのSU-METALとスクリーム(合いの手や掛け声的な役割)担当のYUIMETAL、MOAMETALがメンバーではあるが、世界がその実力を認めるバックバンド“神バンド”の存在を抜きにBABYMETALは語れまい。
一方、ライブのトリを務めたX JAPANはサンタ姿となって『BORN TO BE FREE』を演奏すると、サンタの衣装を脱ぎ捨てて『X』を20年ぶりに披露。間奏でボーカルのToshlが「オン、ベース!HEATH!」とメンバー紹介をするなかでTAIJIとHIDEの名を呼び2人の姿が映し出された。まるでX JAPANのライブ会場かと思われるほど観客もヒートアップ。“X”ジャンプと「We are “X”」の掛け声で盛り上がった。
BABYMETALは2016年4月2日にイギリス・ウェンブリーアリーナでのワンマンライブを開催、それを皮切りにワールドツアーをスタートする。ウェンブリーアリーナで日本のアーティストがライブを行うのは、同地にて2016年3月12日にコンサートイベントを開催するX JAPANに次いで2組目となる。そのX JAPANはドキュメンタリー映画『We Are X』が米国サンダンス映画祭のワールドシネマドキュメンタリー部門受賞候補作品となり、2016年1月23日に世界初公開されることが決まっている。日本ヘヴィメタル界の大御所と新鋭、どちらも舞台は世界規模だ。