大丸心斎橋店本館建て替え後は売場拡張 賃料収入形態の採用も

大丸心斎橋店本館が、建て替えに伴い、12月30日で営業を終了する。新たな本館は、売場面積を約9,000平方メートル拡大し、北館と一体化させて回遊性の向上を図るほか、賃料収入形態の採用を予定。2016年2月に解体着工したのち、2017年1月から新築工事に着工し、新本館の開業は2019年秋を計画する。

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　新本館は、高さ約60メートル、地下3階～地上11階建ての建物に約40,000平方メートルの売場を展開。歴史的価値が高い御堂筋側の外壁を保存すると共に、新築される高層部はセットバックさせ、保存外壁と景観的調和を図る。大丸心斎橋店全体でグローバル対応を強化していくため、大型専門店や有力ブランドなどを積極的に導入。心斎橋筋商店街へのアクセス向上を目的に、地下鉄駅改札につながる地下通路を改修し、バリアフリー化などを行う。投資額は約380億円。
　本館の工事期間中も北館と南館は営業を継続させ、北館はフルライン型百貨店として2016年1月2日、南館は外国人観光客に対応した店として同2月上旬に改装オープン。北館・南館関連の投資額は約34億円で、2016年度の売上高は約790億円を目指す。将来的に北館は、建て替え後の新本館と大宝寺通りの上空で接続される計画。2021年春に接続工事を完了し、新北館を開業する。