アストンマーチンのCEO、アンディ・パーマーが、F1参入を否定する発言を行ったとフランスメディアが報じている。
10月、アストンマーチンがフォース・インディアと提携し来年F1に参入することを検討していると報じられた。このパートナーシップが実現すれば、フォース・インディアは「アストンマーチン・レーシング」に改名してF1に参戦することになると考えられていた。
しかし今月15日、Sky Newsは、2016年のF1復帰プランにアストンマーチンは「急ブレーキをかけた」と報じた。
アストンマーチンの取締役会が開催された際、F1活動がビジネスパフォーマンス向上につながるという主張に株主からの同意を得られなかったという。しかし最終決定が下されたわけではなくF1活動にゴーサインが出る可能性はあるとのことで、アストンマーチンのマーケティングおよびコミュニケーション部門の責任者サイモン・スプロールは、このプランは消滅したわけではなく、他のモータースポーツ活動も考慮して年明けに全体的な決断を下すと発言していた。
しかし23日、Le FigaroはCEOであるパーマーがF1参入を否定したと伝えた。
「我々にはF1に投資するだけの予算がない」とパーマー。
「我々のようなブランドがモータースポーツの何に関心を持つか。レースで市販車の優れたテクノロジーを証明することだけだ。グランプリへの関心がどれだけの価値を生むのか、私には分からない」