米国で最も権威のある音楽チャート・Billboardによるクリスマスソングのランキング、“HOLIDAY 100”(THE WEEK OF JANUARY2,2016)では1位にマライア・キャリー『All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)』が輝いた。4位にはナット・キング・コール『The Christmas Song(Merry Christmas To You)』、5位にボビー・ヘルム『Jingle Bell Rock』といった日本でもよく耳にする楽曲がランクインしている。
ワム!『Last Christmas(ラスト・クリスマス)』は8位となっているが、前週の11位からランクアップしているのは、もしかしてオーストリアの出来事が影響しているのかもしれない。他に日本でも馴染みがある楽曲では、12位ビング・クロスビー『White Christmas』、16位ポール・マッカートニー『Wonderful Christmastime』、17位アリアナ・グランデ『Santa Tell Me』、18位エルヴィス・プレスリー『Blue Christmas』、22位ジョン・レノン『Happy Xmas(War Is Over)』などがあった。
世界中で最も聴かれるであろうクリスマスソング『All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)』を放送していたならば、オーストリアのDJがとった行動も違った反響があったかもしれない。ちなみに、彼が『Last Christmas』を24回流して抗議が殺到するなか、4歳の娘から「パパ、みんなおかしくなっちゃうわ」と電話があり続けるのを諦めたそうだ。ラジオ局による罰が「クリスマスイブと大みそかの勤務」というのもほっこりする。
※画像1枚目は『Mariah Carey mariahcarey Instagram』、2枚目は『George Michael georgemofficial Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)