国内外の舞台芸術が集う『国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016』が、2月6日から神奈川・横浜のKAAT神奈川芸術劇場、横浜赤レンガ倉庫1号館ほかで開催される。
1995年に『芸術見本市(Tokyo Performing Arts Market)』としてスタートし、2011年からは『国際舞台芸術ミーティング in 横浜(Performing Arts Meeting in Yokohama)』に名称を改めて開催されている同イベント。昨年から「アジアフォーカス」をコンセプトに据え、アジアの同時代の舞台芸術作品を紹介する様々な試みを続けている。また、コプロダクションという製作形態を取り入れ、同イベントと複数の製作者がアーティストやカンパニーに共同で作品創作を委嘱した公演も上演される。
今回実施される公演プログラムは、アジアの複数のプレゼンターがアーティストと共同制作を行なう『TPAMコプロダクション』。経験のある作家が歴史や社会に対する新たな挑戦として取り組む作品を上演する『TPAMコンテンポラリー・クラシックス』、独自の視点で活動を続ける制作者たちがディレクターとして作品を紹介する『TPAMディレクション』、公募によるショーケース『TPAMショーケース』など6企画。
参加アーティストには、タイ北東部の伝統的な祭事に着想を得た『Dancing with Death』の世界初演を行なうピチェ・クランチェン、マレー危機を終結させるために1955年に開かれた「バリン会談」を再現するマーク・テ、クラウス・マンの小説『メフィスト』を翻案した『メフィストと呼ばれた男』を披露する宮城聰、シンガポールのバンド・The Observatoryに加え、ショーケースには岡崎藝術座、大駱駝艦、冨士山アネットらが名を連ねている。各プログラムや公演の詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。