2016年にF1デビューを果たすハースF1チームの代表、ギュンター・シュタイナーが、参戦準備は順調に進んでおり、プレシーズンテスト初日からライバルチームと共に走行を開始する予定であると語った。
ハースF1はフェラーリと技術提携し、パワーユニットの他、さまざまなパーツの供給を受け、風洞使用の許可も得てF1活動を行うことが決まっている。ドライバーはロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスというラインナップだ。
アメリカをベースとするハースだが、ヨーロッパの拠点をイギリス バンベリーに設け、来季参戦準備を進めている。
「テストまであと10週間しかないが、すべての作業が予定どおり進行している。非常に満足できる状況だ」とシュタイナーはSky Sportsに対してコメントした。
「何もかも順調に進んでいる。ピット設備もほぼ整い、ガレージのチェックも済ませた。つまりバルセロナ(テスト)の準備はできているということだ。マシンの到着は最後の最後になるが、製造計画はうまくいっている。1月半ばにマシンの製造をスタートする予定だ」
「1月上旬にクラッシュテストを行い、2月22日のバルセロナに向けて準備を進めていく」
最初のプレシーズンテストは、欠席したり暫定マシンで参加するケースもこれまで見られているが、ハースは初日から本格的なテストを開始するとシュタイナーは語った。
「それなりに自信を持っている。予期せぬ問題が現れる可能性は常にあるものの、(テスト初日に)参加するという自信を持っている。すべての作業が終わり、マシンの準備ができているものと確信している。今あらゆるものを製造しているところだ」
ハースは新車発表はバルセロナでテストが始まる前日に行う予定だとシュタイナーは明かした。マシンのカラーはイエローになると噂されているが、これについて聞かれ、「私も(どうなるのか)知りたいぐらいだよ。(オーナーのジーン・)ハースはまだ決めていない。誰も信じてくれないけれど、本当に私は知らないのだ」とシュタイナーは答えた。
来年のプレシーズンテストは、バルセロナで2月22日から25日、3月1日から4日の2回合計8日と、大幅に縮小されて行われる予定だ。