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窓、網戸、桟の大掃除テクニック

2015年12月24日 00:03  オズモール

オズモール

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ふだんあまり掃除することのない窓は、年に一度ぐらいは、きれいにしたいもの。家事研究家の高橋ゆきさんは「汚れをすっきりさせるためにも、窓は年内に掃除をしましょう」とアドバイス。

「窓の内側には、ホコリや手あか、外側や網戸、桟には、土ぼこりや黄砂などの汚れが溜まっているんです。そういった汚れを落とすには、使い古したストッキングや靴下、古Tシャツが役に立ちます」(同)

高橋さんに、窓、網戸、桟の正しい掃除の仕方を教えてもらおう!


◆ピカピカになる窓の大掃除

<必要なもの>
使い古したストッキング片足分、靴下片足分、雑巾、古Tシャツ

「使い古したストッキングと靴下を使って作る“ストッキングだんご”は、窓の掃除に大活躍するアイテム。ストッキングは繊維が細かく静電気が発生しやすいため、乾いたホコリやヨゴレを摂るのにすぐれています。また、毛羽の立たない古Tシャツは、仕上げ磨きに便利です。窓は、頑固なこびりつきの汚れではないため、水拭き、から拭き、仕上げ磨きで十分きれいになります」(同)

1 靴下(片方)を筒状にまるめ、ヒザのあたりで切ったストッキングの足先部分に入れる。靴下が入っている部分を芯に、ストッキングをボール状にまるめる。
2 1を使って、上から下へと汚れを落とすようなイメージで窓の内側を拭く。
3 水で濡らしてから固く絞った雑巾で、窓を上から下へ一定方向に拭く。(一定方向に拭くことで拭きムラがつかない)
4 濡れていない雑巾で上から下へと乾拭きする。 
5 古Tシャツをそのまま使って、上から下へ仕上げ拭きをする。
6 窓の外側を2~6の手順で拭く。


◆汚れがすっきり落ちる、網戸の大掃除

<必要なもの>
ストッキングだんご、固形せっけん、スポンジ、雑巾

「網戸に付いた土ぼこりや黄砂などの汚れをきれいにするためには、汚れを吸着するストッキングだんごがぴったりです。特に大掃除のときには、しつこい汚れをスポンジと雑巾で挟みうちしてきれいにしましょう。ただし、汚れを落とす前に網戸を濡らしてしまうと、汚れがついてとれなくなってしまうので要注意です」(同)

1 ストッキングだんごで、網戸のほこりを落とすイメージで上から下へ払っていく。
2 洗面器に30℃ぐらいのぬるま湯を入れる。ここで固形石鹸を泡立て、スポンジをつけ、泡をすくう。
3 2と固くしぼった雑巾で網戸をはさみ、汚れを雑巾側に押すようにして、上から下にきれいにする。
4 石鹸泡が気になるようであれば水拭き雑巾同士で挟みうちし、仕上げる。


◆みるみる汚れが落ちる窓の桟の大掃除

<必要なもの>
スポンジ、住宅用洗剤

「窓の桟の掃除するときには、マンゴーカットにしたスポンジが役立ちます。スポンジの溝が桟の深い部分まで入り込むので、奥に詰まった汚れもしっかり落とすことができます。水だけでも十分ですが、汚れが気になるときには、窓に使用する住宅用洗剤を使ってください」(同)

1 カッターを使って、スポンジをマンゴーカットにする。深さ3分の2程度が目安で、縦2本、横3本ぐらいの切り込みがベスト。
2 掃除機で窓の桟に溜まった汚れを吸い取る。
3 1に住宅用洗剤をスプレーして、桟のレールを1本1本包み込むようにして拭く。
4 水に濡らしてから、固く絞った雑巾で、洗剤が残らないようにしっかりと仕上げ拭きをする。

窓がきれいになると、部屋の中がいちだんと明るくなるはず。今週末こそ窓の大掃除をしてすっきりしよう!




高橋ゆき
家事研究家。家事大学学長。掃除は“楽ラク(楽しく、楽に)キレイ”をテーマに、身近にあるもので様々なアイディアグッズを開発。また、お掃除を、生活の知恵を伝える場でもあり、親子とのコミュニケーションの場でもあるとして、親子で夫婦で楽しめる家事コミュニケーションを提唱。著書に『楽ラク掃除の基本』(学研プラス)がある。家事代行サービス「Bears」専務取締役。