「今までにない表現に挑戦したい」ミハラヤスヒロがブランド名を変更

「ミハラヤスヒロ（MIHARAYASUHIRO）」が、ブランド名を「メゾン ミハラヤスヒロ（Maison MIHARA YASUHIRO）」に変更する。今後は自由な表現するブランドを「メゾン ミハラヤスヒロ」、これまで培ってきた同ブランドのベーシックを表現するラインを「ミハラ ヤスヒロ」として展開。「メゾン ミハラヤスヒロ」としては2016-17秋冬コレクションから展開する。

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　20年目のキャリアを迎える43歳となった三原康裕は、「エゴイスティックでよりイノベイティブに、今までにない表現に挑戦したい」という思いから、自由に表現できる場所としてメゾン ミハラヤスヒロに自身のブランドを改名。価格戦略としてのリブランディングではなく、コレクションの純度を高めるために必要な過程とその理由を強調しており、表参道ヒルズに入る旗艦店を3月にリニューアルオープンさせる。11月にはストリートにアンテナを張る若い世代のアイディアを取り入れた新ライン「マイン（MYne）」のローンチを発表しており、ヴィンテージやミリタリーから着想を得たハンドメイドアイテムが揃う「ミハラヤスヒロ モディファイド（MIHARAYASUHIRO Modified）」と合わせて今後コレクションを細分化して展開していく。三原康裕は、「そもそもモードやアヴァンギャルドを求めているのはごく少数だと思っていますし、もはや絶滅危惧種なのかもしれません。体裁のいいベーシック服だけで事足りるというのであれば、数字（売上）だけがブランドの信憑性になってしまう怖さがあります。でも、 "そういう時代だから仕方ない"とは言いたくないのです。自分が何をやるべきか、何を表現すべきなのかということに集中したいのです」とコメントを発表している。