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大げさでなくても心温まる。“ちょい孝行”で親を笑顔に。

2015年12月22日 16:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

親への感謝、今やろう『ちょい孝行プロジェクト』
あなたは日頃、親孝行をしているだろうか。胸を張って「親孝行しています!」と言える人は意外に少ないかもしれない。親に感謝はしていても、面と向かって気持ちを伝えるのは照れくさいもの。このたび、ある女性が母にちょっとした親孝行をすることに。その模様を収めた動画が公開されたが、決して特別ではない、どこにでもいるような親子の優しい触れ合いにほっこりさせられる。

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福祉車両『ウェルキャブ(Welcab)』を展開するトヨタが『ちょい孝行プロジェクト』(http://toyota.jp/welcab/welcabsp/choikoko/)を開始した。「親孝行」というほど大げさではないものの、親への優しい気持ちを少しだけカタチにすることを次々にサポートしていくという。

第1弾として公開された『ちょい孝行プロジェクト』コンセプトムービー()は、ある女性が母にちょっとした親孝行をすることになったドキュメンタリーだ。母子家庭で育ったという女性が、“ちょい孝行”として母と二人きりの時間を過ごす。厳しく育てられたが、それが今となっては良かったと母に感謝する女性は、現在は理学療法士としてお年寄りと向き合う日々だ。その技術を活かしたマッサージを「まだ母は若い」「恥ずかしい」という思いからこれまでしたことがなかったが、今回初めて母に施すことにした。しばらく目をじっとつむって娘に体をゆだねる母。肩の調子を自分で確認しながら「(マッサージしてもらう前と)ぜんぜんちゃう」と満足そうだ。さらに「お母さんへ ありがとう。」と書かれたメッセージカードとともに手作りスイーツが娘から差し出され、感極まった母は「ありがとう」と言って思わず涙ぐむ。娘は「ちゃんと伝えられたのはすごいありがたかった」と“ちょい孝行”を振り返り、母は「思わず泣いてしまいましたけど」と嬉しそうに笑った。

ほかにも、同プロジェクトでは、昔よくしたように孫が祖母を誘って喫茶店でモーニングセットを食べる『祖母とモーニング篇』、息子とその子どもが父を訪れて似顔絵を贈る『孫からのプレゼント篇』も公開。どの動画も思いがけず気持ちを伝えられて「嬉しいよ、ありがとう」「ありがとう、ありがとう」と喜ぶ笑顔が印象的である。

親孝行は大がかりなことだと行動に移すのはなかなか難しい。一方、ささやかであっても気持ちが込もっていれば親はきっと喜んでくれるはず。同プロジェクトにつけられた「親への感謝、今やろう」というキャッチコピーには、もっともっと、“ちょい孝行”をする方が増えるように―という願いが込められているという。



(TechinsightJapan編集部 関原りあん)