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KAT-TUN田口とジャニーズファミリーの“絆” 脱退後の進路は未だ明かされず

2015年12月20日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 来春をめどに、KAT-TUNからの脱退、そしてジャニーズ事務所の退所を発表した田口淳之介が、12月16日に放送された『FNS歌謡祭 THE LIVE』(フジテレビ系)に出演。KAT-TUNでの“FNSラスト出演”ということで、注目を集めた。


(関連:KAT-TUNはやはり型破りなグループだーー田口脱退から考えるKAT-TUNらしさ


 今年の『FNS歌謡祭』は、2本立ての番組構成として『FNS歌謡祭 THE LIVE』を新たに企画。“ライブのパワフルさを伝えたい”という趣旨のもと、臨場感溢れるステージを目指した。


 初の試みだったが、番組は大成功。オープニングから迫力溢れるパフォーマンス、そして会場の観客の声援が番組を盛り上げた。アイドルもアーティストも、観客の前では通常よりもさらに輝きを増し、その瞬間でしか見ることのできない化学反応を感じられた。この番組を見て「今度、このアーティストのLIVEに行ってみよう」と思えた視聴者の方も少なくないのではないか。


 そんな中、20周年スペシャルメドレーで後輩グループとコラボレーションしたV6が注目を集めた。KAT-TUNが出てくると、井ノ原快彦がアドリブで田口の持ちギャグ「入口出口田口です!」を叫んだのだ。まるで渦中の田口を勇気づけるかのような言動に、会場のファンはもちろん、テレビを見ていた視聴者の胸を熱くさせた。他のメンバーも思わず頬が緩み、パフォーマンスは一気にハートウォーミングなムードに。ジャニーズファミリーの絆を見た瞬間だった。


 その後、KAT-TUNはデビュー曲「Real Face」と 「KISS KISS KISS」を熱唱。田口の長身を活かしたダイナミックなダンスは素晴らしく、グループを抜けてしまうことへの残念な気持ちが湧き上がる。視聴者の多くもそう感じていたようで、Twitter上でも「みんなやめてほしくないと思ってるはず」「辞めるのやめよう?」など、脱退を撤回してほしいという願いが多くつぶやかれた。


 先日も、田口と中丸雄一がMCを務めている冠ラジオ番組においては、田口の「何かしらの形で世界のてっぺんをとりたい」という発言に対し、中丸が「KAT-TUNでとれよ」とツッコミを入れるなど、メンバーとしても残念さを拭い切れないことが、ファンにとっても気持ちの整理がつかずに時間だけが過ぎているように見える。


 また、18日放送のKAT-TUN4人が司会を務める『ザ少年倶楽部プレミアム』でも、見ていてドキッとする展開が待っていた。番組冒頭で田口の「4人で活動できる最後の日まで、精一杯やりたいと思うので、よろしくお願いします」という脱退に関するコメントがあったのは想定内だが、『ジャニーズ合コン』という一生付き合える相手を探すコーナーで、大先輩の近藤真彦が登場し、ドキッとさせる話題へ。


 今のKAT-TUNと同年代のころ、すでに結婚をしていたという近藤。アイドルとカーレーサーを両立することで、自分の好きなように生きられたというトークを披露した。「アイドルだけではなく、まったく別の何か夢中になれることがあるから気持ちがキツくならずに済んだ」「後輩が活躍しているのを寂しく思ってテレビを消してしまうこともある」といった近藤のコメントには、ジャニーズを離れようとしている田口を思いとどまらせようとしているのでは?とつい勘ぐってしまうものがある。ジャニーズファミリー全体が、脱退以外の道がないかを探り、止めにかかっているような、そんな見方ができる展開となった。果たして、田口の進路はどうなるのだろうか。まだまだ目が離せない。(佐藤結衣)


※記事初出時、一部内容に誤りがございました。訂正し、お詫び申し上げます。