マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、来季チームが進歩するのは間違いないと語る一方で、2017年末に現在の契約が終了した後にF1を続けるのかどうかはまだ全く分からないと発言した。
アロンソがマクラーレンに復帰した今年、チームはパフォーマンスおよび信頼性不足に苦しみ、彼は入賞は2回、最高位はハンガリーの5位、合計わずか11ポイントでドライバーズランキング17位に沈んだ。
マクラーレン・テクノロジー・グループCEOのロン・デニスの発言から、アロンソの来季休養説が一時騒がれたが、アロンソはこれを否定している。デニスはアロンソが来季休養を取る可能性もあると示唆した翌日、真意を明らかにしてこれを否定した。
アロンソは「後の方の発言には誰も耳を傾けてくれなかった」「僕もずっと否定しているけれど、年が明けても同じ質問に答えなければならないんだろうね」と述べている。
しかしアロンソは、イギリスのテレビ番組トップギアの公式ウェブサイトのインタビューにおいて、2017年末で契約が終了した後のプランは全く定まっていないと語った。
「どんな可能性も排除すべきではない」とアロンソ。
「今考えるのは早すぎる……今後の18カ月で物事がどうなるのかを見ていくよ。自分たちが掲げた目標を達成できるのか、達成できないのか。F1を続けていけるだけのモチベーションがあるのかどうかをね」
来年はマクラーレン・ホンダが大きく前進するとアロンソは確信している。「ジェンソン・バトンは来季は2秒向上させることが可能だと言っているが」とインタビュアーが言うと、アロンソは「僕もそう思う。それ以上かもしれない」と答えた。
「ただし、他の皆も0.5~1秒向上させてくるだろう。冬の間にそれぐらい改善するのは普通のことだ」
「僕らは今年他より2秒遅かった。だからそれ以上の改善を成し遂げる必要がある。パワーユニットのポテンシャルを引き出すことが重要になってくる。デザインとフィロソフィーを大幅に変えるんだ。今は直線スピードが劣っている」
「解決策を見つけているので、それによってラップタイムは大きく向上するだろう」