新妻聖子は1回戦でイギリスのコーラスグループ・コラブロのリチャードと当たる。レ・ミゼラブルの『I Dreamed A Dream』を歌うとリチャードも「サイコー」と認めるパフォーマンスで「98.875」を出した。2回戦では課題曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』(アンジェラ・アキ)を歌い、「練習では思ったように得点が伸びなかった」というなかで「98.291」を出す。なによりその気持ちの入った歌に皆が魅了されていた。
そんな新妻聖子と森恵が決勝戦に残る。課題曲は『Let it Go』で、森恵は日本語の松たか子バージョン、新妻聖子は英語のIdina Menzelバージョンを選んだ。先行の森が「97.024」を叩き出したものの、次に新妻聖子が歌うとスタジオがミュージカル劇場となったかのような空気に包まれる。クラシック音楽歌手・ソプラニスタの岡本知高が「これぞ新妻聖子!彼女と同じ時代に生きていることが嬉しい!」と感動するほどのパフォーマンスだ。