映画『エリザベス 神なき遺伝子』が、1月16日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。
同作は長年の研究の末に、クローン技術によって人間の新生児「エリザベス」を誕生させることに成功したヴィクター・リード博士が主人公。科学的好奇心からエリザベスに様々な実験や投薬を繰り返すリードの姿がマスコミに流出したことから、人々の間で道徳的、宗教的な大論争が巻き起こり、やがてエリザベス誕生の裏で闇に葬られた実験の失敗が明らかになる、というあらすじだ。
監督・脚本を手掛けたのは、同作の制作に2年間以上を費やしたというビリー・セニーズ。「人間製造」にとり憑かれたリード役には、『ラスト・キャッスル』などのジェレミー・チャイルズがキャスティングされている。
公開中の予告編では、リードが「科学は神である」と話すシーンや世界初の人間のクローンの創出に成功したことを告げる場面に加え、保育器に入れられたエリザベスの姿や無数のネズミの死骸、恐怖から言葉を失うリードの妻の様子などが確認できる。