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「寝るときに靴下禁止」など簡単にできる冬バテ防止法

2015年12月18日 20:10  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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風邪やインフルエンザが猛威を振るう暖冬。しかし、怖いのはそれだけではない。健康アドバイザーの福田千晶医師によると、“冬バテ”が厄介だという。そこで、すぐにできるプラス1習慣で冬バテ防止法を紹介。 ・ホウレンソウを上手に食べると◎ 「ホウレンソウはβカロテンやビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、鉄などの栄養素が豊富。さらに疲労回復に効果のある“ALA”というアミノ酸が多く含まれているんです。これは、細胞の中にある小さな器官『ミトコンドリア』がエネルギーを作るために必要な栄養素。基礎代謝がアップして血行不良も改善されるスグレモノ。元気になりたい人にオススメです」(福田医師) 美肌のもと・ビタミンCに、デトックス効果がある抗酸化物質まで豊富。ポパイを元気にするだけじゃなく、キレイの味方だ。 ・ながら伸びだけで身体をリラックス これからやってくる大掃除の季節。 「窓をふくときや掃除機をかけるときに、グーッと身体を伸ばしてください。伸ばしたあとに、身体を左右にひねって、それからまた身体を伸ばして手を大きく振ってください」(福田医師) 大掃除とエクササイズが一挙両得。 「普段の生活では、筋肉の動かす方向や範囲が定まってしまいます。いつもは動かさない方向や範囲に動かすことで、サボっていた筋肉もストレッチされて使いやすい状態に戻りますよ」(福田医師) スピードをつけないでゆっくりと動くことで、効果は倍増。 ・靴下をはいて寝るのは今すぐやめて 足先が冷えて、なかなか眠りに就けないことも多い冬。つい分厚い靴下を何枚も重ねばきしたくなるが……。 「実は、靴下をはいて眠るのはNGです。というのも、足の裏は汗腺が多く、知らないうちに大量の汗をかくことも多い。足先を温めるために靴下をはいたはずが、汗で湿った靴下をはいていたら、さらに冷えてしまい逆効果なんです」(福田医師) どうしても寒くて眠れないときは、靴下をはくのではなく足首を温めよう。すると足首から血液が循環し、足先までジワジワ温まるのだという。 「レッグウォーマーや機能性インナー、ステテコなどは優秀です。脚に限らず、冷たいところよりも少し心臓に近い部分を温めるようにしましょう」(福田医師) ・服はできるだけ体温調節しやすく 冬のおしゃれが楽しくなってきたという人も多いだろう。 「ただ冬とはいえ、電車や会社の中は暖房がきいていて、少し暑いくらいだったりしませんか?」(福田医師) それを見越して、コートの下に半袖のワンピースを着るなど、最近は冬でも薄着の女性が少なくない。 「厚いコートの下にいきなり薄着では、急な温度変化に対応できません。ガマンしていると、汗をかいたり身体を冷やしてしまったり、急な温度変化に対応できません。カーディガンやジャケットなど調節しやすいファッションを心がけて」(福田医師) 体温調節するには、ボタンをひとつはずすだけでもかなり違うとか。 ・昔なつかしい母の味がオススメ どうせなら、おいしいものを食べながら健康にもなりたい。そこで自律神経のバランスを整える最強メニューを福田さんが伝授。 「お母さんの手作り料理や、いつも食べていたお菓子などをあらためて食べると、懐かしい気持ちでいっぱいになるでしょう? いわゆる“ソウルフード”は副交感神経を優位に働かせるので、リラックス・スイッチに最適です」(福田医師) 味噌や漬物などの発酵食品、大豆、卵などを使ったメニューがオススメ。