トップへ

11月の全国百貨店売上高は8ヶ月ぶりに減少 高温による冬服不振で衣料品8.5%減

2015年12月18日 17:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 日本百貨店協会が、2015年11月の全国百貨店売上高を発表した。一ヶ月を通じた天候不順や温暖な気候、休日の1日減などが要因となり、既存店合計では2.7%減と8ヶ月ぶりに前年実績を下回った。重衣料や身のまわり品の不振が響いたという。

11月の全国百貨店売上高の画像を拡大

 地区別では、前年同月比0.2%増だった東京と同0.6%増の京都を除き、各地区で減少。商品別では、主力の衣料品が同8.5%減に終わり、前月まで7ヶ月連続で前年を確保していた身のまわり品もマイナスに転じた。細かい分類では、化粧品と美術・宝飾・貴金属がそれぞれ8ヶ月連続で2桁プラスを維持した一方、好調が続いていた紳士服、子供服が伸び悩んだ。
 インバウンド需要は引き続き好調で、購買客数は同72.4%増の約21万人、売上高は同66.5%増の約156億円(累計 約1,765億円)と、2013年2月から34か月連続プラスで推移。消耗品の免税売上構成比率は、昨年10月の免税制度改正から最高値となる22.7%を記録した。