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フォルクスワーゲンエンジン、2016年から全日本F3選手権に供給開始

2015年12月17日 17:21  AUTOSPORT web

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F3ヨーロッパ選手権ではメルセデスとシェアを分け合う形となっているVWエンジン。2016年からは全日本F3にも供給されることになった。
2016年シーズンから、全日本F3選手権にフォルクスワーゲンエンジンが供給されることになった。

 今シーズンはPETRONAS TEAM TOM’Sのニック・キャシディがチャンピオンに輝いた全日本F3。現在は、トヨタ、ホンダ、戸田レーシングの3社のエンジンが採用されているが、来季からは新たにフォルクスワーゲン・モータースポーツ製のエンジンが供給されることになった。

 VWエンジンは、F3ヨーロッパ選手権でメルセデスとシェアを分け合っており、今年のF3マカオGPでも10台がVWエンジンを搭載。F3ヨーロッパではランキング2位に入ったアントニオ・ジョバナッツィが、マカオGPでも2位に入ったチャールズ・レクラークがVWユーザーだった。

 全日本F3では、日本のコックス株式会社がサプライヤーとしてこのVWエンジンを供給。今回の発表の中では、どのチームがこのエンジンを採用するかまでは明かされていないものの、12月21日に鈴鹿サーキットで行われる全日本F3合同テストのエントリーリストを見てみると、B-Maxから参加する2台のエンジンがVW製となっている。

 VWエンジンの供給によって、全日本F3の勢力図がどのように変化していくことになるのか、今から楽しみなところだ。