トップへ

ボリウッド映画『きっと、うまくいく』、オリジナル日本語吹き替え版で年明けに放送決定

2015年12月17日 14:41  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)Vidhu Vinod Chopra Production 2009.All rights reserved

 公開当時、インドで歴代興行収入1位を記録したボリウッドムービー『きっと、うまくいく』のオリジナル日本語吹き替え版が、12月31日深夜にBSジャパンで放送されることが決定した。


参考:『バットマン vs スーパーマン』や『貞子vs伽椰子』など、“対決モノ”映画が作られる理由


 『きっと、うまくいく』は、大学時代の親友3人が織りなす青春劇。超難関の名門工科大ICEに入学したファランとラージューは、超天才の自由人ランチョーと出会う。彼らは一緒にバカ騒ぎを繰り返しては、鬼学長の怒りを買い、いつしか“3バカ”として札付きの問題学生となっていく。卒業から10年後、ファランとラージューは、行方知れずのランチョーを探す旅に出るのだが…。


 今回BSジャパンで放送されるのは、この放送のために制作されたオリジナル日本語吹き替え版。吹き替え版キャストには、主人公のランチョー役に、ジョニー・デップの吹き替えで知られる平田広明、ヴィールー学長役に、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えで知られる玄田哲章が起用されたほか、高木渉(ファラン役)、川田紳司(ラージュー役)、井上喜久子(ビア役)、水島裕(チャトル役)、石塚理恵(モナ役)らが揃う。


 ランチョー役の吹き替えを務めた平田は、収録を終えての感想を、「最近は個々の収録が多い中、今回はスタンダードなスタイルで皆さんと一緒に収録できたのが良かったです。ほぼ全員で録れましたし、素敵な作品なのでみんなでひとつになっているのを確認し合えるのは大事だと思うんです。そういう意味で“ザ・吹き替え現場”という感じでした」と振り返り、「飽きるところがないと思うし、むしろ飽きるところを探すような気持ちで観てほしいくらいです。インド特有の踊りと歌も僕らの文化にないもので、手法をこらしたミュージカルシーンに仕上がってるので、そこもこの映画の見どころだと思います」と、見どころをコメント。


 ヴィールー学長役の吹き替えを担当した玄田は、「みんな揃って収録するのが最近は少ないので、スタジオにみんなが揃っててビックリしました。また、演じた声優たちが若くないので(笑)、学生時代を思い出すメンバーが集まっていたのも良かったと思います。みんなが昔を思い出して演じられたからこそ、ひとつのチームができたと思います」と振り返る。チャトル役の水島は、「やっばり吹き替えているのが見どころです! 理屈じゃない画面のバワーがあって、あったまりますよね。それに、年明けすぐの放送ということで、1年頑張ろうという気になると思うので最高のタイミングだと思います」と、年明けタイミングでの視聴をオススメしている。


 なお、BSジャパンでは、『きっと、うまくいく』に加え、2016年1月1日深夜から1月2日にかけて、『命ある限り』と『タイガー 伝説のスパイ』のボリウッド映画が放送されるほか、1月1日深夜には、妻夫木聡と武井咲共演の『愛と誠』、1月3日早朝には渡辺謙主演の『許されざる者』の放送も決定している。


■遠藤幸子ブロデューサー コメント


インド映画によくありがちな長くて歌や踊りが唐突に描かれているものとは、この映画『きっと、うまくいく』は全然違います。笑って、泣けて、最後は爽快感まで感じられる“おバカな3人組”の青春グラフィティー! 初のテレビ日本語吹き替え版で声優陣の熱い思いが込められました。視聴者の方に新年を迎えて最初に見てもらいたいオススメの1本です! 劇中の名フレーズですが、新しい年も「きっと、うまーくいく」!!


(リアルサウンド編集部)